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「子どもを医学の道へ進ませたい」医学部の費用を捻出する方法は?

子どもを医学部に入れるためには学費をはじめ、多くの資金が必要になります。でも、現実的に「その費用をどのようにして捻出するのか」という点について、綿密な計画を立てられている人はそう多くはないものです。

「高収入」と言われている医師ですが、実は手取りが少ない、貯蓄が困難という現実があります。今回は、その実態を解説するとともに、子どもの学費 + 自身の老後のために“計画的な資金の捻出”の必要性を説きます。

医学部の学費は高い?子どもを医学部に入れるための費用計算

「医学部の学費は高い」というイメージがありますが、実際にはいくらほどかかるものなのでしょうか? 調べてみると、私立大学は6年間でだいたい2,000~4,000万円以上、国公立大学では350万円程度のところが一般的のようです。

私立大学と国公立大学の学費では、6年間で10倍近くの差があります。子どもが国公立大学に入学できれば家系の負担は軽くなりますが、私立大学に入学した場合は毎年、学費だけで300~600万円を支払わなければなりません。2017年の「平均年収」のデータを見ると、20代で約340万円、50代で約660万円なので、20代または50代の平均年収近くの学費が毎年出ていく、ということになります。

さらに、「医学部に入れる」ためには「医学大学の学費」だけでは済みません。当然ながら、医学大学に受験・合格するまでの“過程”にも多額の費用がかかります。例えば、医療系予備校の費用が年間200万円以上、受験するための受験料が1校6万円で10校受験すれば60万円(私立大学の医学部以外の受験料は3万円程度)、その他、参考書代、模擬試験費用などを足していくと、数百万円がかかると考えてよいでしょう。

医師は貯蓄が下手?高収入なのにお金が貯まらない理由

医師が高収入であることは事実で、あるデータでは年収1,000~2,000万円が5割以上、2,000万円以上が2割強を占めていて、前述の一般的な「平均年収」と比べて、非常に高額であることがわかります。

でも、その一方で「医師は貯蓄が苦手」と言われています。それは一体なぜなのでしょうか? その大きな理由は、「たくさん入っているけれども、たくさん出ているから」です。子どもを医学部に入学させるためには多額の資金が必要と紹介しましたが、医師の中には「自分の子どもも医師にしたい」と考える人が少なくないため、どうしても子どもにかける教育費は高額になります。また、高収入なので当然かもしれませんが、高級住宅地に住んでいるケースも多いため、その場合は住宅ローンも高くなります。

また、医師は「定年があってないようなもの」であることも背景にあるようです。医療機関によっては定年制度がないところがあり、定年制度があって退職したとしても他の医療機関で働くことも可能なので、「いくつになっても働いて稼げばよい」と節約や貯蓄をしないという医師もいます。

学費や資金を捻出するための貯蓄シミュレーション

子どもを高額の学費が必要な医学部へ進学させるためには、早い段階からの「計画的な貯蓄シミュレーション」を立てる必要があります。例えば、年収1,500万円の医師(勤務医)が年間200万円を貯蓄に回した場合、15年間で3,000万円、20年間で4,000万円を貯められる計算になります。これだけ貯めることができれば、医学部進学も現実的な路線になってくるでしょう。

年収1,500万円の医師(勤務医)が年間200万円を貯蓄に回す場合のシミュレーションを考えてみます。年収1,500万円だと社会保険料や所得税・住民税などが差し引かれた後の手取り額は、約1,000万円になります。このうち、年間200万円が貯蓄ということは、年間800万円で生活を回していくことになります。月換算にすると、70万円弱。住宅費、生活費、教育費などを合わせても、よほどの贅沢を繰り返さなければ、生活していくことは十分に可能でしょう。

老後の資産形成では「節税」が重要なポイント

子どもを無事に医学部へ進学させて一安心と思ったところで、今度は“老後”という問題があります。老後費用は、60~90歳まで30年間生きると仮定すると、7,000万円以上必要と言われることがあります。

ここでの費用としては、まず退職金や生命保険で数千万円を得られるケースがあります。それに加えて、年金や年金型生命保険などがあるので、自身が必要な生活費をイメージして、それに向けて年金にプラスして老後に投資していくことが大切です。

また、老後の資産を形成するうえでは「節税」も重要なポイントになります。医師の中でも勤務医の場合は開業医のように節税対策を考えるのが難しいケースもありますが、ふるさと納税を活用するなど、できることはすべてやるようにしたいところですね。

まとめ

「子どもを自分と同じ医学の道へ進ませたい」と考えた場合、まず「高額な学費」がひとつのハードルになります。そこでなんとか医学部費用を捻出したとしても、自身のその後の老後資金のことも考えなければいけません。

高収入の医師ですが、出費も多いため貯蓄が苦手な人も少なくありません。ギリギリの資金繰りにならないようにするためには計画性を持つことが大切で、もしものためのリスクヘッジなども考えて、資産形成や運用を行う医師が多いようです。不動産投資による家賃収入など、引退後も安定して入る収入の仕組みを作れれば、生活にゆとりが出てくるはずですし、とても楽になるでしょう。

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