不動産投資を始めることで、節税の他、家賃収入や売却益を得られることは感覚的に分かったけれど、どこかに穴があるのではないか?と考える方も多く見られます。
また、一人の論点ばかりを追うのではなく、さまざまな角度から不動産投資を見極めたいという場合には、ハウツー本を複数読まれることをおすすめします。
セミリタイヤや早期リタイヤを考えている方にもおすすめの、不動産投資に関する本を5冊ご紹介いたします。
①不動産投資「収益計算」のすべて
技術評論社刊・240P 玉川 陽介(玉川ようすけ)著
不動産投資は初心者でも携わることができる、ほぼ完成された投資手法です。
数字によって表わすことでリスクを見つけることや、利益を最大化させることも可能です。
この本では購入・融資・税金など不動産投資におけるすべてのプロセスを理論的に説明しています。
収益構造を知る他、収益計算を行うスキルを身につけることができます。自分で不動産収益を確認したい方やExcelが得意な方は必見です。
②大家さん税理士による大家さんのための節税の教科書
ぱる出版刊 238P 渡邊 浩滋(わたなべ こうじ)著
仕事を持つ方が不動産投資を始めるきっかけが「節税」というケースが増えている昨今。
この節税の方法を詳しく知ることで手元に残るお金の額が変わります。不動産収支に関するすべてを税理士任せにすることも良いですが、まずはご自身で節税に関するノウハウを身につけられてはいかがでしょうか。
自ら大家業をこなし税理士・宅建資格を持つ著者がどっさりお金を残すための節税法を分かりやすく説いていきます。
「不動産投資を続けることが節税につながるか」を模索している不動産投資初心者におすすめの一冊です。
③儲かる不動産投資の教科書
扶桑社刊 201P 和田 一人(わだ かずと)著
投資会社不動産部門を指揮する現役部長の著書。不動産投資の基本である「利回り」など、これまでの常識を否定し、「資産の再現性」と銘打ち、本当に価値がある不動産を見分ける評価方法を指南する一冊です。
これまで、コンサルティング会社において不動産評価に携わってきた著者が理論的な不動産評価方法を説いています。
難しい専門書というイメージを払しょくし、初めて不動産投資に携わる個人投資家向けの内容となっているので、とにかく予備知識が欲しい、異なる角度から不動産投資を勉強したいと考える方におすすめです。
④不動産投資&銀行借り入れのキモがわかる本
セルバ出版刊 190P 久保田 高(くぼた たかし)著
サラリーマンだった著者が不動産投資を経て家賃収入で年収1300万円を体得したプロセスをつづるノウハウ本です。
自由人となり、不動産投資・家賃収入で生計を立てるに至った銀行借り入れの駆け引き等が詳しく記述されています。
アパートローンなど銀行融資に関するベーシックな部分をおさらいしたい方や、いまさら聞けない融資のプロセスを知りたい方に是非ご一読いただきたい1冊です。
⑤出口から逆算する”プロ”の不動産投資術!
ごま書房新社刊 196P 新川 義忠(あらかわ よしただ)著
成功した大家(投資家)さんの実例に学ぶ投資術を謳ったノウハウ本です。
著者は業界歴20年、3000件の不動産売買実績を持っています。成功例(出口)から逆算し、導き出された33のポイントについて説いています。
初心者向けに分かりやすく書かれており、「不動産投資で大成を望むのであれば、ここから始めるべき」というような、分かりやすい構図になっています。
不動産投資に対する将来的なヴィジョンが描けない方に一読してほしい一冊です。
ここまで、新刊を含め5冊の不動産投資に関する書籍をご紹介いたしました。
単なるマニュアル本・ハウツー本ではなく、実例から見る不動産投資の基本や、Q&A方式、実践から編み出された理論など、さまざまな切り口でまとめられています。
不動産投資で自らの将来の資産から、継承できる財産として不動産を残したいと考える方は是非ご一読ください。