同じ勤務医でも、モテる勤務医とモテない勤務医がいます。
一体なぜ…?
そもそもモテるの定義とは
そもそもの問題として「モテる」という言葉を、定義しておかないと話は進みません。ここでは「モテる」とは、「異性に困らない」という事と同義だとしておきます。
よく「モテる」という事の定義として
■ 何もしなくても異性が寄ってくる
という定義を提示するケースがあります。これは女性の「モテる」であって、男性の場合は少し話が違うと思います。
なぜなら恋愛の構造が異なるからです。男性は、基本的には女性に何回でも、何人でもアタックできます。しかし女性の場合は、基本的にはそんな数は打てませんし、基本はアタックされた男性の中から選択するというのが、女性の恋愛です。
この恋愛の構造は、生殖活動が異なる事に起因します。精子は卵子に何回でも、何匹でもアタックできますが、卵子は基本的にはアタックしてきた精子の中から選択する、というのが男女における有性生殖の基本です。
ですので、基本的に「モテる」という言葉を定義すると、強制的に男女を分けるしかありません。ここでは
女性的モテ=何もしなくても異性が寄ってくる状態
男性的モテ=異性に困らない状態(女性的モテの下位)
と定義しましょう。
バチバチにモテる勤務医の特徴=○+○○
この定義の中で、女性的なモテ、つまり「何もしなくても異性が寄ってくる状態」が発生し得るのが、顔と若さです。
■ ルックスが抜群(顔)
■ 若い
という、2要素を携えた勤務医です。元も子もないですが、これは1つの真実です。
これは女性でも男性でも同様です。ただ、中にはルックスが抜群で若い女医さんなのに、女性的なモテが発生していないケースも、たまーにあります。たまに。
理由は単純で、環境が悪いです。言い寄ってくるような適正年齢の若い男が、職場に少ない場合です。地方の中でもへき地等は、該当します。この場合は、環境を変えればすぐに女性的モテを得る事ができます。
ちなみに、男性医師も若い方が有利です。当たり前ですが、女性から見ても異性が若いに越した事は、生物学的にはありません。若い方が生殖能力は高いですから。ただ単純に、人間社会において、若すぎると社会的なポジションを持っていなかったり、経済力が乏しかったりするので、それに女性側が適応調整しているに過ぎません。
また、若い方が男性も結婚している可能性が減ります。つまり「知らない間に不倫していた」みたいな、リーガルリスクをヘッジできます。そういう意味でも、男性医師でも若い方が有利です。
この話はこれくらいにしておきましょう。おそらく読者の方が知りたいのは
■ 顔がめちゃくちゃ良いわけではない
■ それほど若いわけではない
■ でもモテるにはどうしたら良いんだ?
という話でしょう。次に行きます。
異性に困らない程度にモテる、勤務医の特徴
定義上の男性的モテ、何もしなくても相手が寄ってくるほどモテるわけではないものの、異性に困らない程度にはモテる。それほど若くはない。ルックスも悪くはない、清潔感はある。努力の範囲内でのルックス向上措置は取っていそうではあるが、元がそれほど良いかと言われるとどうやらそれほどでも無い-。
そのような勤務医で、男性的なモテを得るにはどうしたら良いのでしょうか?
簡単です、試行回数を増やす事です。
とにかく連絡先を交換する、飲みに誘う。トライする。試行回数を重ねる事で、確率は同じでも結果を出す。
ただ、それだけです。
そのために必要なのは、ガッツとお金と時間です。
連絡先を交換して、飲みに誘うまで、ガッツが必要です。時には断れる事もあるでしょうし、折れない心も必要でしょう。
いざ飲みにいく、となってもそこには飲みにいくための時間とお金が必要で、ただでさえ忙しい勤務医は、少ないプライベートな時間を使う事になるので、ここに関しては結構シビアな戦いがあります。
ただ、1つ問題があります。
狭い職場で出会った人と、狭い人脈の中でドンドン連絡先を聞いて、飲みに誘う。なんてなかなか難しいですよね?変な噂が立つかもしれませんし、日常の仕事に差し支えるかもしれません。
そんな時は、どうしたら良いのでしょうか?
その状況から脱するための方法は、たった1つです。職場以外の人間関係を、多く作る事です。つまり顔が広い事です。
例えば、趣味でフットサルをやっているなら、フットサルの練習場の仲間と合コンをする。こちらは知り合いの看護師さんを紹介し、相手は知り合いのOLを紹介してもらう。
例えば、行きつけのカフェを作る。カフェの店員さんに声をかけても良いでしょう。
このように「多少声をかけても問題のない人間関係」を、職場の外にたくさん構築しておく事が、男性的モテには必要です。試行回数を重ねることができる、広い土壌が必要なんですね。
その土壌を作るべく、趣味や行きつけの店、友人関係を病院の外に広く構築していることが重要です。
何もしなくても相手が寄ってくるほどモテるわけではないものの、異性に困らない程度にはモテる。それほど若くはない。ルックスも悪くはない、清潔感はある。努力の範囲内でのルックス向上措置は取っていそうではあるが、元がそれほど良いかと言われるとどうやらそれほどでも無い-。
そんな勤務医が、そこそこにモテるようになるためには、病院の外に数多く飛び出すことが、重要だと僕は考えています。
▼著者
大石龍之介
株式会社ブルーストレージ代表取締役。医師としてクリニックに勤務しながら、不動産投資家としても活動している。