よく言われるのが
「美容外科医の先生と、看護師さん含めスタッフの方って、恋愛関係になったりしないんですか?」
という質問です。
結構、気になる人が多いようですね。あえて触れなかったのですが、今回は美容外科医とスタッフの恋愛について、触れて行きます。
美容外科医とスタッフの恋愛は基本やめておく
基本的に美容外科医は、看護師さん含め受付スタッフ等との恋愛関係は、やめておくべきです。意識して、ストップさせるべきです。
気持ちはわかります。しかしそこは何とか堪えて、抑えるべきです。
その理由の筆頭としては、やはり
「リスクに対してリターンが見合わない」
からです。
美容クリニックで働く看護師含め受付スタッフは、確かに綺麗な女性が多いですが、あえてそこ行かなくても他にいませんか?という話ですね。
リターンがある程度見込めるのはわかりますが、それに対して支払わなくてはならないリスクを、理解しているでしょうか?
美容外科医がスタッフと恋愛する事のリスクについて、具体的に解説していきます。
美容外科医とスタッフの恋愛がダメな理由
理由はいくつかあります。
まず1つめは、シンプルに人間関係がごちゃつくからです。
美容外科医が特定の誰かと恋愛関係にあると、当然周りは面白くありません。これは別に女性として嫉妬しているとかではなく
・女側が何か不当に利益を得ていないか?
・特別扱いされて、優遇されていないか?
・クリニックの運営に支障が出ないか?
・変な噂が立って、肩身が狭くならないか?
などという疑念、疑いを持たれる事で、心理的にギスギスしてきます。
そうなると、ある時を境に元々はフレンドリーだったスタッフが冷たくなったり、コミュニケーションが薄くなったりして、業務にも支障をきたす可能性が出てきます。
これは経営上、大きな損失を間接的にもたらします。
次に2つめは、変な噂が立つ事です。
やはり美容クリニックにおいて美容外科医は、唯一無二のポジション。要となる人材であり、逆にスタッフからすればどんな先生なのかは重要です。
そんな重要なポジションの美容外科医が、スタッフに手を出している。そんな噂が流れると、マイナスでしかありません。
実際、あまり集客という意味では大きな問題になる事は少ないと思いますが、採用には大きな打撃があります。
美容外科医×スタッフの恋愛、採用に響く理由
一部の大都市を除いて、多くの美容クリニックは、看護師を採用する上で
・周辺の他のクリニックからの移動希望
が、結構多くあります。
当然ながら、美容クリニックに勤めている看護師は、その辺りの情報を何かしらの方法で集めていますから、そこで変な噂が立てば、採用には大きな打撃です。
「〇〇クリニックは受付と院長ができているらしい、お弁当とか持ってきているんだって、気持ち悪い!」
「△△クリニックは院長と看護師が不倫して、クリニックに奥さんが殴り込んできた事もあるって聞いた」
など、本当かどうかはわからないものの、噂をキャッチして話していた知り合いの看護師さんは、います。
その看護師さんも別の美容外科で働いているのですが…こうやって他院の話って、伝わるんだなあ…としみじみと思いました。
美容外科医がどうしてもスタッフと恋愛に発展したら
個人的にはなるべく避けるべきだと思っている、美容外科医とスタッフの恋愛ですが、万が一発展してしまったらどうするべきでしょうか?
もうそれはただ1つ、その情報を外部に出さないという事です。
当然言わないのはもちろん、クリニックでそれらが疑われるような言動や動作、具体的には
・呼び方が変わる
・距離が近い
・同じ香水をつけてる
などは避けて、なるべく疑われないように努力しましょう。
クリニックの近くで2人で食事に行ったり、旅行に行ったりするのは避けて、少し離れたところで逢瀬を重ねれば良いのではないでしょうか。
もし、一切の後ろめたいの事のない、潔白な関係性で、将来的に結婚なども考えているようであれば、バレたタイミングでカミングアウトをするのもアリだと思います。
下手に隠し続けられるよりも、働いているスタッフも気持ち良いと思います。
まあ、あまりこのパターンは無いとは思いますが(笑)
最後に
いかがでしたでしょうか?
もし美容外科医がスタッフと恋愛関係に発展しそうになったら、まず踏みとどまって下さい。そして、採用に支障が出る未来を思い浮かべて下さい(笑)
ただでさえ美容クリニックの採用は難しくなっているわけですから、余計に重く感じるはずです。
そうして踏みとどまって、クリニックの健全な経営を目指す。これも美容外科医の重要な勤めの1つではないでしょうか。
そして何よりも、お客様に対して少しでもマイナスがあってはいけません。
プライベートと仕事の区別がつきにくく、ふとしたところでミスが発生、なんて事もあり得ますから、やはりどんな角度から見ても、美容外科医とスタッフの恋愛は踏みとどまるべきでしょう。
▼著者
大石龍之介
株式会社ブルーストレージ代表取締役。医師としてクリニックに勤務しながら、不動産投資家としても活動している。