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    仕事ばかりはNG! 家庭を顧みる時間を作ろう | 勤務医ドットコム

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    仕事ばかりはNG! 家庭を顧みる時間を作ろう

    tokyoh@dmin2017

    ハードワークな医師のみなさんは、日々の業務に追われて、どうしても家庭をおろそかになってしまいがちです。そのため、家事や育児など家の仕事は全てパートナーの負担になり、気づけば家庭の空気が悪化してしまっていた……という話もよく聞きます。パートナーがいる医師にとっては、それが離婚の原因になることもあるようです。

    医師のパートナーが抱く不満とは?

    医師のパートナーは「高収入で羨ましい」「自分の時間が作れていいね」と、世間から羨望の眼差しを受けることが多々あると思います。でも、実際に家庭の中を覗いてみると、世間が見ている外側とは違う実態が浮かび上がってきます。

    確かに医師のパートナーは無理に働く必要がないため自分の時間を作りやすい傾向にあり、習い事や趣味に時間とお金をかけることができるというメリットがあります。その一方で、医師のパートナーだからこそのデメリットも存在します。

    たとえば、家事や育児。医師の仕事は本当にハードワークのため、その分家庭での時間が犠牲になってしまうものです。これは医師の方を責めることはできず、仕方のないことといえます。しかしパートナーからすると「家事や育児は何もしてくれない。自分にだけ押し付けて、パートナーは外で好きな仕事をしている」と思われてしまうことも……。これは悩ましい問題ですね。

    また、高収入の医師の家庭は、高収入のコミュニティに属して生活するケースが一般的です。居住エリア、子どもが通う学校、参加する地域の活動など、いわゆるアッパークラスが集まるコミュニティのため、そこでの人間関係に疲れてしまうということもあるようです。さらに、パートナーが医師(勤務医)の場合は妻同士で集まる婦人会があったり、パーティーに出席したりするケースもあるため、高い社交性が求められます。

    医師の家庭の生活は、外で見ているほど簡単なものではないようです。

    医師の離婚原因

    医師は離婚率が高いといわれています。その原因の1つは、冒頭で書いたように「家事や育児に協力してくれない」ことです。どんなにお金があったとしても、常に1人で家庭を守り、子どもの教育方針を決め、一人前の人間へと育てていくのは大変なことです。その孤独な状況に疲れてしまい、それが結果、離婚に繋がってしまうことがあります。

    さらに、親族との関係性から離婚に発展することもあります。パートナーが医師の場合、その父、さらに祖父が医師と、医師家系であることも少なくありません。そうなると、「子どもも医師にしてほしい」という思いが寄せられるようになります。まずは子どもをつくってほしい、子どもができたら医師になるようにしっかり育ててほしいと、過度な要求を常に寄せられて疲弊してしまう、というわけです。

    仕事で成功しても家庭で失敗しないためにすべきこと

    患者さんから感謝され、高収入を得ている医師は、仕事で成功している人たちといってよいでしょう。その医師が家庭でも失敗しないようにするためにはどうしたらよいのでしょうか?

    何よりも大切なことは「パートナーを大切にすること」でしょう。パートナーが家事育児で疲弊していたら、医師のみなさんも日々のハードワークで疲れていると思いますが、少しでも家事を分担して、相手のストレスを軽減させてあげたいところです。

    具体的な方法の1つは「家事を自動化していくこと」です。今は掃除用ロボットなど、人の手を使わなくても家事をやってくれる家電が登場しているので、経済的余裕がある医師の家庭だからこそ、こういうものを積極的に活用してみるのもよいでしょう。

    また、「家事を見える化」するのもよい方法です。「掃除機かけておいて」「食器を洗って」と命令口調でいわれると、「自分は外で働いてきたのに……」と不満を抱いてしまうものですよね。しかしやるべき家事を冷蔵庫のマグネットボードなどに可視化されていれば、「ごみ捨てくらいならやろう」など、自分の意思で、無理のない範囲で協力することができるのでストレスもたまりにくくなります。

    できることから、無理をしない範囲ではじめてみましょう!

    まとめ

    パートナーは常に隣にいるものだ……というのは“思い込み”です。近頃では「熟年離婚」という言葉もよく聞くようになりましたが、長年連れ添った夫婦でも、我慢の限界を超えたりといったさまざま理由で離婚は現実のものになります。いくら仕事で成功を収めている医師でも、プライベートで孤独になってしまっては本末転倒ですよね。できることから家事の手伝いをするなど、家族のために使う時間も増やしていきましょう。

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