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    医師におすすめの副業は? スキルを活かした副業の種類と賃金相場を紹介 | 勤務医ドットコム

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    医師におすすめの副業は? スキルを活かした副業の種類と賃金相場を紹介

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    医師の方のなかには、本業は医師として働きながら、追加の収入や経験を得るために副業をされている方も多くいらっしゃいます。20~80代の男性医師・女性医師938人のうち、副業をしたことがある医師は半分以上というデータもあるほどです。

    そこで今回は、医師におすすめの副業にはどのような種類があるのか、賃金相場はどの程度なのかを調査してみました。

    ※参考:株式会社医師のとも「副業に関するアンケート調査」

    2019年に働き方改革が施行され、副業を解禁する一般企業が増えています。医療業界においても副業を認める施設は増えており、もはや医師が副業をすることは当たり前となっています。理由は「収入を増やしたい」「経験やスキルを身に付けたい」「時間を有効活用したい」などさまざまです。

    日本医師会による3,713の施設を対象にした調査によると、1施設のうち常勤医師数は5~9人(28.8%)、非常勤医師数は20~39人(28.1%)という回答が最も多く、圧倒的に非常勤として働いている医師の方が多いことが分かりました。

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    また、派遣の受け入れについては「専ら医師を派遣する病院である」がわずか4.4%であるのに対し、「専ら医師を受け入れている病院である」は83.3%(半々程度が12.3%)という結果になっています。それだけ医師の求人が多いということでしょう。

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    勤務医の副業に対する病院側の対応についても、「特段の規定はなく、各医師の自由意思に任せている」「病院長が許可した場合のみ認めている」を合わせると79.7%となり、8割近い病院が副業・兼業を許可していることになります。

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    ※参考:令和2年 医師の副業・兼業と地域医療に関する日本医師会緊急調査について

    ▼医師が法人化で節税・資産形成する方法を解説

    【資料DL】法人化診断バナー

    医師の副業の代表格、非常勤医師として働く

    医師の副業の代表的なものに、非常勤医としての勤務があります。多くの勤務医が経験していることですので、「副業」という意識のない方も多いかもしれません。

    非常勤医師の働き方には「定期非常勤」と「スポット」の2種類があります。

    「定期非常勤」とは、一定の勤務日があらかじめ決まっている働き方です。基本的には同じ勤務地で働くことが多く、例えば特定の曜日や毎月第1週のみ、といった具体的なスケジュールが決められています。

    「スポット」は、1日のみ、1週間のみといったように一時的に単発で働くことです。場所によっては午前のみ、午後のみといった働き方をすることもあります。休日や週末の代行勤務、健康診断、予防接種、夜間当直、その他イベント時のサポートなど、突発的な人手不足に応えるため募集されるケースが大多数です。

    非常勤医師の時給は平均時給の約10倍

    厚生労働省の調査によると、調査対象となった短時間労働の医師9,386人(男女計)の「1時間当たり所定内給与額」は1万2,136円です。同調査では「1日当たり所定内実労働時間数」は5.1時間となっているので、1日勤務して6万1,893円という計算になります。
    ※参考:令和2年賃金構造基本統計調査</span >

    実際に非常勤医師の求人が掲載されているサイトを見ると、1万~1万5,000円が相場となっています。東京都の平均時給が1,217円、全国平均1,145円ということから考えてもかなり高めに設定されていることが分かります。
    ※参考:タウンワークHP

    時期や場所によっては日給30万円のケースも

    非常勤医師の時給が高いのは、医局から派遣されているからというわけではありません。非常勤やスポットの勤務で生計を立てている、いわゆるフリーランス医師であっても金額は変わりません。お盆や年末年始など人手不足が加速する時期になると、平均時給や平均日給を大幅に上回る求人が出ることもあるのです。

    現在フリーランスの医師として働いているBさんは、非常勤医師の求人を探すなかで、日給30万円で募集を出している病院を見つけたと言います。残念なことにBさんが専門とする診療科とは違ったので応募はできませんでしたが、1年のうち1カ月働いたら残りは遊んで暮らせるほどの金額です。医師の方にとっても夢のような話ですね。​

    【非常勤医以外の副業】医師に向いている副業とは?

    働き方改革やコロナ禍で自宅にいる時間が増えたことなどを背景に、副業ブームが到来しています。副業の種類は数えればきりがありませんが、せっかく医師免許を持っているのであれば、これまでの経験やスキルを活かして働きたいというものです。特に医師の場合は、医師にしかできない副業も多く存在します。

    では、医師のスキルを活かした副業にはどのような種類があるのでしょうか。一般的な医師の副業としては以下の例があります。

    大学や研究機関での研究活動や教育活動

    医師としての専門知識や臨床経験を活かして、新しい治療法や医療技術の開発、論文の執筆、学会発表などを行います。また、医学生や研修医、他の医師、看護師、患者などに対して教育活動を行うこともあります。自身のスキルを活かせるだけでなく、新しい知識や技術を共有することで、医療現場全体のレベル向上に貢献することができます。

    医療系のセミナー講師

    医師としての専門知識はセミナー講師としても活かすことが可能です。専門知識や最新の情報を共有して医療の質を上げることに加え、他の医療関係者や専門家との交流の機会が広がります。また、セミナー講師としての評価が高まると、自身の認知度や信頼性が向上する効果もあります。

    コンサルタント活動

    企業、医療施設、法律事務所、教育機関、政府など、医師がコンサルタントとして活躍できる場はさまざまです。業務内容も医療品質の向上、効率化、監修、リスク管理、患者安全対策、カリキュラム開発、診療プロトコールの策定など多岐にわたります。こちらも医師としての専門知識や経験を活かせる副業となっており、医師の方に向いているといえます。

    メディカルライター

    医療に関する書籍や記事の執筆、医療系企業の広報誌制作、学術論文の執筆サポート、教材やテキストの開発など、メディカルライターの業務は幅広くあります。学会発表のスライドやポスターの作成もメディカルライターの仕事です。在宅ワークが可能なので隙間時間で活動することができ、またライティングスキルが身に付きます。

    他にも投資、ブログやサイトの広告収入(アフィリエイト)、フリマアプリなど隙間時間を活用して収益を得ている医師もいるようです。また、最近では医療系YouTuberとして収入を得るケースも増えてきました。

    ▼医師にできるMAX節税術を解説

    【資料DL】MAX節税

    副業をする際には、賃金相場をよく調査しよう

    上記で挙げた副業は、非常勤医師を除いて賃金相場は決まっていません。企業や研究機関との契約内容や出来高によって金額が左右されるので、平均賃金を算出することが難しいのです。時間と労力に見合うだけの報酬が得られるかどうか、副業を選ぶ際には慎重な検討が必要です。

    参考: 医師 求人・転職・募集の専門サイト|e-doctor

    まとめ

    B先生の見つけたスポットの求人のように、日給30万円はレアなケースだとしても、求人サイトでは日々さまざまな病院やクリニックが非常勤医師を募集しています。診療科や場所によっては日給10万円で求人を出している病院も珍しくありませんが、意外とご存じない医師の方もいらっしゃるではないでしょうか。

    非常勤医師に限らず医師のスキルを活かした副業はたくさんありますので、副業を始めようか悩んでいる方はチャレンジしてみてもいいかもしれません。収入が増えるだけでなく、きっと人脈や見える世界も広がることでしょう。

    しかし、初期研修の2年間は外勤・アルバイトは禁止されています。また、常勤している施設によっては副業を許可していない場合もあるので注意が必要です。副業を始める際は、自分が所属する施設の規則をしっかり確認することをおすすめします。​

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