「医者はモテる」というイメージをお持ちの方は多いと思います。医師は経済面で安定しており、また社会的地位も高いため、男性医師の場合、多くの女性から言い寄られる機会も多くあるでしょう。しかし医師として経験も収入も十分とはいえない研修医1年目でも「モテ期だった!」と話す医師もいるようです。その理由は一体何なのかを探りました。
医師はモテる?モテない? 世間の声を調査
医師は婚活市場でも圧倒的人気の職業
医師は昔から結婚相手としての人気の高い職業です。結婚相談所の担当者も口を揃えて「医師は間違いなくモテる」と断言しています。婚活サービス「パートナーエージェント」が行った調査によると、婚活でモテる人気職業ランキングは以下の結果となりました。
1位 公務員
2位 医療関係(医者/薬剤師など)
3位 事務・管理
4位 専門(仕業・コンサルタント等)
5位 研究開発
※パートナーエージェント『未婚女性に人気の男性の職業、「公務員」と「医療関連」が同率1位に!』より引用
医師が人気の理由は「国家資格なので仕事に困らない」「高収入」「社会的信用が高い」「尊敬できる」ということが考えられます。他の婚活サイトでも、3位以下は多少の変動があっても医師は必ず1位か2位にランクインしており、根強い人気です。
医師は恋愛対象になるのか?
結婚相手としては人気の職業ですが、恋愛対象としてはどのように考えられているのでしょうか。とあるマッチングサービス会社が20代~30代の女性300名を対象に「恋愛対象として医者の男性を魅力的に感じるか」というアンケートを行いました。そこでは、
魅力的に感じる:55.4%
魅力的に感じない:44.6%
という結果が出ています。婚活市場では圧倒的な人気があるのに、これは意外な結果です。
参考:https://sugardaddy.jp/column/doctor-popular</span >
「医師の男性を魅力的に感じる」と回答した女性は「経済力がしっかりしていていざというとき頼れそう」「知性があって尊敬できる」という理由で医師に惹かれると回答しました。婚活市場で人気の理由と同じようです。
一方で、アンケートによると「医師の男性を魅力的に感じない」と回答した女性も少なくありません。理由としては、「たくさんの女性に言い寄られて女性に慣れていそう」「激務なイメージがあるのでプライベート優先にはなりづらいのでは」という意見がみられます。
婚活市場では圧倒的に人気であるにも関わらず、必ずしも恋愛対象にはならない。結婚相手として考えるのと、恋愛対象として考えるのでは女性の捉え方は変わるようです。実際、医師は不規則な生活になりやすく、いつ緊急時に呼び出されるか分からないためプライベートの時間も確保しづらいことは事実です。働き方改革を推進する動きもありますが、医師という職業の特性上、完全に恋愛を優先することは難しいでしょう。
医師は1年目と10年目が最もモテる
10年目の医師がモテる理由
恋愛的にデメリットはあるかもしれませんが、それでも医師が他の職業よりモテることは間違いありません。では、医師のモテ期とは一体いつなのでしょうか。
元大学病院勤務、現在はフリーランスの医師として働いているAさんはこう語ります。
「私がもともと勤務していた大学病院は看護学校が併設されていたため、男女の出会いの場も多くありました。某人気恋愛リアリティショーのような状態でしたね(笑)。そのなかでも特にモテたのが、研修医1年目と、医師になって10年目です。」
医師10年目といえば研修期間も終わり、一人前の医師として活躍している時期です。それなりに収入もあって社会的地位も確立しているので、恋愛対象としても当然魅力的に映るでしょう。大学にストレートで合格してそのまま医師になっていたとしたら34歳で、結婚適齢期であるため、多くの男性医師が「モテ期」を謳歌するということですね。
1年目の医師は誰にモテているのか
一方で、研修医1年目の年収は決して高くありません。厚生労働省の調査によると、臨床研修病院の推計年収は1年次で 451.0 万円、大学病院の場合は1年次で 307.4 万円となっています。1年次だけで見ると一般のサラリーマンと大きく変わりません。
参考:臨床病院における研修医の処遇
研修医制度は大きく2年間の初期研修と3年間の後期研修に分けられます。初期研修の2年間は、卒後臨床研修制度の理念から、研修に専念するため外勤・アルバイトは明確に禁止されているため、副業で収入を得ることもできません。では、経験も収入も多くない研修医1年目がモテるのはなぜなのでしょうか? Aさんはこう続けます。
「研修医1年目は20代前半ということで、同じ職場で働く看護師から可愛がってもらえます。私が出会ってきたなかで、恋人がいる医師のほとんどが院内恋愛でした。特に私が勤務していた大学病院の場合は看護学校が併設されていたので、あそこの病院は院内恋愛が盛んだと周囲の住民に知れ渡っているほどでしたね。」
医師によって感じ方は異なるでしょうし、勤務先にもよりますが、1年目の医師がモテる理由は「高収入」「社会的地位」だけではないということです。
28〜30歳でのモテ期は「勘違い」に注意!?
一方、28〜30歳で「モテ期」を実感したと語る医師もいます。現在はクリニックを経営するBさんです。
「僕のモテ期は28〜30歳ごろでした。病院に勤務して4〜5年が経過し、病院内でも“⚫︎⚫︎科のB先生”と顔がきくようになって、院内での人間関係が充実してくる頃。院内を中心に、女性関係では楽しいことがたくさんありました(笑)。業務でも頼られることが増えて、自信がついてきますし、「今、俺モテてる!」って思っていましたね。」
しかし、このモテ期には注意が必要かもしれません。
「今になって思いますが、あれはモテ期とは言えなかったですね。病院に慣れてきてスタッフとのコミュニケーションが円滑になったところに、やれる仕事が増えてきたことで調子に乗って「モテ期」だと勘違いしていました。もし、今、当時の僕と同じ状況でモテ期を感じている医師がいるなら、もう少し謙虚になってほしいとアドバイスしたいですね……」
とのこと。今、28〜30歳でモテ期を実感している医師がいたら、ほんの少しだけ自分を客観視してみてもいいかもしれません。
まとめ
世間的に「医師はモテる」というイメージがあり、それは間違いではありません。また、結婚相手として見るか恋愛対象として見るかによっては、100%モテるわけではないということが分かりました。モテる条件は職業に限らず多岐にわたるため、医師であることだけでモテるとは限りません。しかし、経験も浅く年収も高くない1年目の医師がモテるということは、医師を目指している方にとっては嬉しい情報かもしれませんね。