医師(勤務医)やビジネスの成功者に人気のゴルフですが、未経験者にとっては「なぜそれほど好まれるのか?」と不思議に感じる人もいるのではないでしょうか。また関心はあってもどんなコロナ対策が取られているか気になる人もいるかもしれません。
コロナ対策のおかげでゴルフはより一層初心者が挑みやすい環境になっています。本記事では、withコロナでスタイルが変化しているゴルフの魅力について解説します。
趣味として利用したい!ゴルフの3つの魅力
趣味としてのゴルフは気分転換に最適です。日ごろから仕事で多忙な人にこそ伝えたい魅力があります。ここではゴルフの3つの魅力を確認していきましょう。
・ 気分転換に適した環境でプレーできる
・ プレーしながら会話が楽しめる
・ ゆったりしたペースでプレーできる
1.気分転換に適した環境でプレーできる
ゴルフは、大自然に囲まれたコースでプレーするため、緑が多く気分転換には最適な環境です。仕事に疲れたときに緑がある公園などへ行くと少し癒された気分になったことがある人もいるかもしれません。それよりもさらに広大な緑に囲まれた、まるでリゾート地のような環境でプレーするため、ゴルフが気分転換になることは十分に想像しやすいのではないでしょうか。
ボールを打つ方向に遮るものが何もなく素晴らしい景観が広がるコースもあり、そうした場所に立つと格別な気持ち良さがあります。大自然の中でプレーし気分転換になる点は、他のスポーツにはあまりないゴルフならではの魅力の一つです。
2.プレーしながら会話が楽しめる
ゴルフの魅力の一つに他のプレーヤーと会話を楽しみながらプレーできる点があります。ゴルフは、常に動き続けるスポーツではなく、激しい動きもほとんどありません。そのためボールを打つとき以外は他のプレーヤーと普段通りに会話ができるのです。もちろんコロナ禍においてはマスクを着用し距離を取るなどの配慮は必要になります。
しかしゴルフは非常に静かな自然の中で行うため、マスクをして多少離れていても十分に会話が可能です。プレーをしながら楽しく、じっくりと話すことできるのは、ゴルフの持つ大きな魅力といえるでしょう。
3.ゆったりしたペースでプレーできる
ある程度経験を積むとゆったりしたペースでプレーでき、気分が非常にリラックスできる点もゴルフの魅力です。ゴルフは、一度打つと他の人のプレーを待ったりボールの落下点へ移動したりと待ち時間や移動時間が多いスポーツです。そのため自然と全体の動きがゆったりと流れ、気分も同様にゆったりすることが期待できます。
特に普段から常に動き続けていたり多忙で休みが少なかったりする仕事をしている人の場合は、ゆったりとプレーできるゴルフがリフレッシュにいいと感じる傾向にあるようです。
ゴルフが成功者に好まれる3つの理由
ソフトバンクの孫 正義氏や元ZOZOの前澤 友作氏、ホリエモンこと堀江 貴文氏などゴルフを熱心にプレーする成功者は多く、いずれもかなりの腕前です。なぜ彼らはゴルフにひかれるのでしょうか。ここでは、ゴルフが成功者に好まれる3つの理由について解説していきます。
・ 年齢を越えて同じ土俵でプレーできる
・ ビジネスの情報交換や相談ができる
・ 地道な練習の積み重ねが結果につながりやすい
1.年齢を越えて同じ土俵でプレーできる
ゴルフは、年齢や体力、スポーツ経験などを越えて同じ土俵でプレーすることができます。たしかにドライバーでボールをより遠くへ飛ばすことは、体力のある若い人やスポーツ経験者が有利です。しかしグリーンまわりのアプローチやパッティングは場数が物を言うため、経験豊富な年配の人のほうが一枚上手ということも。
つまりゴルフは、体力のある若者と年配のベテランが対等にプレーできるスポーツなのです。ビジネスでは、たとえ同じ業界であってもなかなか成功者と接点を持つことは容易ではありません。しかしゴルフは、世代を越えてプレーできるスポーツのため、ゴルフをきっかけに成功している人生の先輩や活躍が目覚ましい若い人などと交流できるチャンスが生まれる可能性があります。
年齢や業種などの垣根を越えて人脈を広げやすい点は、ゴルフがビジネスの成功者に好まれる理由の一つといえるでしょう。
2.ビジネスの情報交換や相談ができる
ゴルフは、先述した通りプレーしながら会話を楽しめることがメリットです。しかしそこでビジネスの情報交換をしたり相談したりできる点も成功者に好まれる理由の一つといえるでしょう。ゴルフは、1回のラウンドで5時間近く一緒に行動します。しかもボールを打つ以外は、比較的暇な時間が多いスポーツのため、会話をする時間は十分です。
3.地道な練習の積み重ねが結果を出しやすい
ゴルフは、わずかな時間やスペースを使って1人でできる練習も多くあります。そのため忙しくても自己管理をして時間を作り、努力を積み重ねた人が結果を出しやすい一面があります。これはビジネスを成功させる基本と近い部分があるのかもしれません。成功の秘訣を知っている成功者にとってゴルフの上達法は非常に取り組みやすいと考えられます。
またゴルフは、基本的に個人スポーツのため自分だけの予定で練習できる点も忙しく仕事をされている人に好まれる部分といえるでしょう。
ゴルフでの感染リスクや対策
大自然の中で行うとはいえゴルフもやはり人が集まることに変わりはありません。そのため新型コロナウイルスの感染防止に対して「どのような対策が取られているか」気になる人も多いのではないでしょうか。ゴルフは、屋外でプレーし、集まる人数はキャディを入れても最大5人のため、比較的感染のリスクは少ないと考えられます。実際、自粛要請の対象にはなりませんでした。
しかし従来のゴルフの楽しみ方では、昼食を一緒にレストランで取ったりプレー後に大浴場で一緒に汗を流したりするなど多数の人が同じ空間に集まることもありました。そのためコロナ禍においては、レストランで間隔を開けてテーブルを利用するなどの対策が取られ、大浴場の利用を制限しているゴルフ場も多いようです。
それでもプレー中は一つのグループが同じカートに乗って移動するため、窓や囲いのないオープンな乗り物とは言えお互いの距離が近くなります。そのため移動中は、マスク着用や顔を見合わせて会話しないなどしっかりとした配慮が必要になるでしょう。
コロナ禍で変化した3つのプレースタイル
コロナ以前のゴルフのプレースタイルから大きく変化している点がいくつかあります。2020年5月14日には、一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会から「新型コロナウイルス感染防止ガイドライン」が発表されているため、ガイドラインに準じた対応を行うゴルフ場が増えていくでしょう。ここでは、ゴルフで大きく変化している3つのポイントについて解説します。
■ 受付や支払いの非対面化
■ 施設を利用しないスタイルへ変化
■ キャディが付かないプランの増加
1.受付や支払いの非対面化
ゴルフ場での受付手続きや支払いにキャッシュレス決済機を導入して、極力非対面で行えるようにしているゴルフ場が増えています。従前は、ゴルフ場へ着くと係の人がキャディバッグを車から下ろしてくれたりホテルのようにフロントで受付や支払いをしたりするなど、バブルの名残を感じさせるゴルフ場も多数ありました。
しかしコロナ禍では極力非対面で、しかもシンプルな手続きへと変化していく可能性が高いでしょう。
2.施設を利用しないスタイルへ変化
昼食や入浴といったクラブハウスの施設利用をカットし低料金でプレーできるプランを用意するゴルフ場も一気に増えました。この「スループレー」と呼ばれるスタイルは料金を抑えるだけでなく時間も短縮できるため、シンプルにゴルフだけを楽しみたい層には歓迎すべき変化となっています。
3.キャディが付かないプランの増加
普段はプレーをサポートしてくれる「キャディ」が付いてくれます。このキャディ付きプランが減っていることも大きな変化です。プレー中の細々した雑務を行ってくれたりコースの注意点をアドバイスしてくれたりと頼りになる存在なのですが、やはり来場者との接触が増えるためプランを制限しているゴルフ場もあります。
キャディが付かない分料金も安くなるメリットはあるのですが、キャディ付きのプレーに慣れた人はしばらく不便を感じるかもしれません。
仕事に忙しい人がはじめやすくなった
コロナ禍におけるゴルフスタイルの変化は、付加サービスに慣れたゴルファーにとってデメリットと感じる人もいるでしょう。しかし前半で紹介したゴルフ自体の魅力を損なうものではありません。むしろ時間が短縮される傾向にあるため、日ごろから忙しい医師でも時間効率のよいゴルフをはじめやすい環境ともいえます。
また成功者と交流を深めたり新たに人脈を広げたりできるゴルフにはメリットが多くあります。ぜひ一度、周囲の経験者に声をかけてゴルフをはじめてみてはいかがでしょうか。