「医者になれば、結婚はいつでもできるでしょ!」
そう思っている先生は、いらっしゃいませんか?
実際僕も、周りに「男は医者ならしばらく結婚しなくて良いでしょ〜」と言われて、そんなもんかなあ?と思って、のらりくらりと生活していた時期もありました。
しかしながら実際、周りを見てみると…結婚意欲があるものの、なかなか結婚まで辿り着かない男性医師も、世の中います。
実際、僕が話を聞いてみて印象深かった「未婚の40代男性医師」から聞いた話を、今回はまとめました。
未婚男性医師の3つの後悔
まず大前提として、男性医師は結婚市場においてモテます。安定した収入、社会的信頼性、響き、どの面から切り取っても医師という看板は、結婚において有利です。これは間違いないでしょう。
1.医師とはいえ、男も若い方が魅力的
しかしながら、どうやら「男性医師にも結婚市場における賞味期限」が、あるようです。
話を伺ってみると、そのラインは35歳との事。
35歳を過ぎると、一気に結婚市場からも見放されるというか、相手にされない確率がグッと高まるそうです。
その理由については、シンプルに「同じ医師で同じ年収なら、男だって若い方がモテる」という事だそうです。
結婚市場において、若過ぎるよりもある程度の年齢を重ねた方がモテる気がしますよね。それに関しては
・年齢をある程度重ねた方が、年収が高いから
・年齢を重ねた方が、結婚について前向きに考えてくれる確率が高まるから
という、年齢を重ねる事そのものではなく、そこに付随する「結婚相手としての価値」が高まったという、あくまで副次的な効果だという事ですね。
同じ医師で、同じ年収で、同じ性格で見た目ならば、男も若い方が良い。
生物としての繁殖能力も含めて、当たり前といえば当たり前のこと。それでもなぜか「医師免許さえあれば35歳を超えてもいける」と、思ってしまう先生が多く、それにより機会を失っている可能性があるそう。
言われてみれば、心当たりのある事例が周りにあるような…。
ただ他の職業と比較して、医師が有利なのは間違いないので、仮に35歳を超えたからといって諦める必要は、全くないと思います。
いつまでもあぐらをかいて余裕のつもりでいると、取り返しのつかないことになる…のかもしれません。
2.歳を重ねるたびに結婚相手のハードルが上がる
男性医師という、あたかも「結婚に有利」と思われる職業に従事していて、未婚のまま歳を重ねてしまうと、結婚に対するハードルがドンドン上がっていってしまうのも、問題点の1つのようです。
周りからは
「どうせ選り好みしてるんでしょ」
「女子アナとかじゃないと相手にしないんじゃない?笑」
「どんな人と結婚するんだろう…想像できないな」
などと言われ、言われた側も
「ここまで来たら、それなりの女と結婚しないと示しがつかない」
と思ってしまい、結果的に相手に求めるハードルが上がってしまう、とのこと。
これは確かに、あるかもしれませんね。
しかし実際は、1の話と相まって、結婚市場における価値が下落していくわけですから、マッチする確率がドンドン下がっていくわけです。
それまで何十年と結婚するチャンスはあったのにも関わらず、そうならなかった人が、より確率が下がったゲームをしなければならない。
これは確かに…結婚まで至るのが想像できませんね。
3.年齢差が大き過ぎるとパートナーになり得ない
そうなると、もう若くて美人で学歴もあって…みたいな相手を探すことになるそうですが、実際そういう女性はもう既にもっと良い人と結婚していることが多いそう。
ではどこを妥協するか?逆に妥協できないか?
医師ならば、母体の年齢と遺伝的な各種問題点に関しては、知識があるので、将来子供が欲しいと考えた時に、相手に年齢的な条件で妥協するのは難しいそう。確かにそれはそうですよね。
しかしながら、未婚のまま40代に突入すると、20代後半の女性と、諸々の感覚がズレていて中々合わないそうです。
生きてきた時代、聞いてきた音楽、浸かったカルチャー、人間を構成するあらゆる時系列での要素が異なるため、なかなかパートナーとしてマッチする確率が、ここでも下がってしまうとの事。
難しいですね…。
男性医師も、年齢が上がると結婚のハードルがグッと上がる
ここまでの話にあるように、男性医師は「いつでも結婚できるだろう」という慢心がゆえに、ある程度の年齢を境にハードルがグッと上がるという事を、知らないか、もしくは無視してしまう傾向がありそうです。
そこから先は、上記の3つの理由によりハードルがドンドン上がり続けるわけですので…。最終的には結婚を拗らせて、未婚のまま…なんて事になるのでしょうか。
やはり男性医師も、35歳がライン。ここを限界値だと自分で認識して、やはり結婚するなら30代前半にフォーカスして戦っていくのが、良いのでしょう。
▼著者
大石龍之介
株式会社ブルーストレージ代表取締役。医師としてクリニックに勤務しながら、不動産投資家としても活動している。