いざ、不動産投資を始めようと立ち上がっても、どんな物件を購入して良いのかわからないという医師がほとんどです。
その中でも、マンションは家賃収入による収益性が高いため、まずはマンションに投資することがセオリーと言われています。
ここでは、投資マンションの選び方として、投資物件としてのマンションタイプ別の違いやメリットなどをまとめました。
投資マンションはどうやって選ぶ?
不動産投資の基本は「賃貸収入による収益(インカムゲイン)」と「売却時に得られる利益(キャピタルゲイン)」を得ることです。
そのため投資先となるマンションを選ぶ時には「常に満室が見込め、購入時よりも高く売りに出せる物件」を探す必要があります。
ただ、やみくもに都心にあるマンションを購入したとしても「修繕をしなければ入居できない」「マンションが持つ居住者層と地域の色がミスマッチである」等というマイナス要素が大きければ、満室での経営を続けることはできません。
投資マンションは、先に挙げた物件検討の目安から、地名・建物の現状・周辺環境や交通インフラの利便性等も鑑みることが必要です。
また、「居住者層の設定」をすることも欠かせません。
地域との兼ね合いを考え、ファミリー・単身・新婚など、どういった世帯に向けたマンションを購入すれば利益を上げられるのかも考えていく必要があります。
そして、一番大切なのが「治安の良さ」を見極めることです。
子供や女性が安心して暮らせる地域か、会社帰りの時間帯に徒歩での帰宅をしても安全かということも主要駅からの動線を考えながらチェックしていきましょう。
中古・新築・一棟・ワンルームは、投資物件としてどのような違いがある?
マンションといっても売りに出されているものにはさまざまな区分があります。特徴やメリットについてまとめました。
①ワンルームマンションの購入
単身世帯向けのワンルームマンションは、戸数を確保することができるため、利回りを上げることができるメリットがあります。
単身世帯の場合入居者の回転も速く、いつでも満室状態を見込める可能性も秘めています。
家賃収入からローン返済ができるため、医師の投資額も少額で済ませることができ、大きなリスクを背負う必要が無くなります。
単身世帯向けの住宅であるため、交通の便が若干悪くても借り手がつきやすい傾向にありますが、間取りやユーティリティー、床面積によっては満室にできるほどの集客が見込めない場合もあります。
②中古マンション
築年数が経過しており、その時点で所有者が存在するマンションを指しています。
メリットとしては、既存の入居者をそのまま引き継ぐことができるため購入後早い段階で賃貸収入が見込めます。
購入費・固定資産税などは安く済みますが、大規模修繕が必要になる時期が早まりますし、年数経過とともに満室の状態を維持できなくなる可能性も否めません。
③新築マンション
新築マンションは、新規開発された新興住宅地に建てられることが多いのが特徴です。
その時のトレンドを間取りに取り入れることができ、ユーティリティーに関しても最新のものを取り入れることができるので「暮らしやすい」「過ごしやすい」物件であることがメリットです。
新築であるため、入居者も埋まりやすい傾向にあります。
ただし、新規開発エリアに建設されたといっても主要駅から離れた郊外や、開発途上エリアのためマンション以外の建物や店舗がないことも考えられます。
また、土地・建物・税金などの諸費用が高くついてしまうこともデメリットです。
④一棟購入
マンションを新築・中古問わず一棟丸ごと購入することを指しています。
費用はかかりますが、集客が成功すれば満室状態を維持することができ、大きな利回りが期待できます。
また、建物だけでなくその土地も一緒に入手できることもメリットです。
地震などの災害でマンションが倒壊してしまったとしても、その土地が依然資産として残ります。
不動産投資を始めるにあたり、マンション投資とひと括りにしても物件の違いによってさまざまなメリット・デメリットがあることをご紹介しました。
初心者だからこそ失敗したくない。
病院経営も安定させたいという場合は、不動産投資のノウハウを持ったコンサルタントをつけてレクチャーを受けながら進めていく方法も一案です。