\  限定動画がダウンロード可能  /現役税理士が解説する

勤務医向け節税対策のポイント

    お名前必須
    メールアドレス必須
    携帯電話番号必須
    職業必須
    視聴を希望する動画必須
    確定申告「基本編」確定申告「不動産編」

    scroll

    LINEで友だち追加するとAmazonギフトカードプレゼント

    スクロールして記事を読む

    【現役医師連載コラム】勤務医の弱点「円安」と、その対策 | 勤務医ドットコム

    border_colorCOLUMNコラム

    【現役医師連載コラム】勤務医の弱点「円安」と、その対策

    tokyoh@dmin2017

    いきなりですが、このようなニュースを最近見ました。

    円の実力50年ぶり低さ 実質実効値、円安進み購買力低下
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB208IY0Q2A120C2000000

    円の実効為替レートが、なんと1972年と同じ水準にまで低下したというニュースでした。

    1972年といえば、2022年である現在から丁度50年前に当たるわけです。実効為替レートではあるものの、50年前の水準にまで戻ってしまったのは、なんだか凄そうですよね。

    簡単に言えばこれは「対外購買力」を示しており、もっと簡単に言えば「海外製品を買うときの日本円の価値」みたいなものです。

    実効為替レートが低い、という事は、海外製品を買う時の日本円の価値が低い、という事を表しており、最終的にどうなるかというと、消費者目線では概ね

    ・海外からの輸入品が高く感じる
    ・海外旅行など、海外に出かけた際のサービスや物価が高く感じる

    の2つがある、という事になります。

    確かに、最近は輸入品を中心として日本でも「値上げ」が続いておりますよね。

    ガソリンとかかなり高いですし、海外製のあらゆる消費財も値上がりしております。

    コロナのせいで海外旅行は中々行けませんが、おそらくこの水準で海外旅行に行こうとすると、それもかなり割高に感じるはずです。言ってしまえば、海外のホテルや観光地からして「日本人」は、もはや1972年の頃のお金しか持っていない、というわけです。

    いわゆる「日本人はお金を持っている」という、現地の人の幻想が壊れてしまっている、という事になります。

    一体、これは何が起こっているのでしょうか?

    また、勤務医の生活にはどう影響があるのでしょうか?

    今、日本で円安と海外インフレが起こっている

    今現在、日本で輸入品を中心として物価が上昇しているのは、理由が2つ主にあります。

    1つは、単純に為替の問題です。円安になっています。

    円安になっている理由は簡単で、金利が低いからです。金利がほぼゼロの日本円を持っているよりも、利上げをして金利が上がったドルを持っていた方が、利息がつきますから、世界中の人はドルを欲しがります。

    結果、日本円を売ってドルを買う人が増え、円安に流れます。

    2つめは、海外でインフレが止まらないからです。

    アメリカ、ヨーロッパともにインフレが起こっています。お金の価値が下がり、物の値段が上がる減少ですね。消費者物価指数が上がっており、インフレを鎮火させるため、それを受けてFRBとECBが金利を上昇させました。

    これは、1つめと実はリンクしています。

    因果関係の順番としては、2つめのインフレが先にあって、それによってFRBやECBが金利を上げる機運が高まって、市場がそれを鋭敏に察知して少し円安、ドルやユーロ高になりました。

    そして実際、FRBが金利を上げた事でそれが現実になったので、さらにドル高ユーロ高が進行しています。

    それにより円安がさらに進んだ側面もあるので、1つめの為替の方へと影響が流れていっているわけですね。

    さて、これらは実は、勤務医にとっては宜しく無い事です。インフレも、円安もどちらともよろしく無いです。

    一体なぜなのでしょうか?

    勤務医が円安に弱い理由

    勤務医は円安に弱い。

    なぜならば、勤務医の給料は(将来にわたって)全部、日本円だからです。

    日本で勤務医として働いている限り、基本的には給料を日本円でもらいます。ドルとかユーロでもらうというお医者さんも、ゼロではないのかもしれませんが、僕は聞いた事がありません。

    例えばこれから、さらに円安が進行するとすれば、将来的にもらうはずのお給料である日本円の価値も、下がります。

    仮に月100万円もらっていたとして、1ドル100円であれば、事実上は月1万ドルもらっている事と同じです。しかしながら、月100万円もらい続けるとして、1ドル200円になってしまったならば、ドルベースでは給料は半額、5000ドル分しかもらえていないのと同じです。

    勤務医に限らず、円ベースで給料をもらう日本人のほとんどは、円安に弱いと言えます。

    しかしながら、中でも特に勤務医は円安に弱いと言えます。

    なぜか、医療単独で外貨を獲得するのが難しいからです。

    例えば、勤務医の対局に位置しているのは、観光業です。観光業は、今や日本の外、外国人をターゲットにしている事が多く、彼らは観光業界に外貨を落としていきます。つまり、その国の通貨を日本円に両替して、日本円を落としていきます。これは事実上、その国の通貨を落としているのと同じになります。

    一方で、日本の医療機関のメイン顧客はほとんどが日本人で、少ない外国人も、基本は日本でビジネスをしている、日本円しか持っていない人か、日本円で給料をもらっているサラリーマンなので、ほぼ日本人と同じです。

    日本の医療機関は、外貨を獲得する事ができないわけです。

    そういった意味では、観光業はまだ円安に強いと言えますが、日本の勤務医は円安になってしまうと、何もアクションを起こさなければ、損失を一方的に受け入れるしかありません。

    いかがでしたでしょうか?

    次は、勤務医がインフレに弱い理由とその対策について、お話します。

    現役医師連載シリーズ


    ▼著者
    大石龍之介
    株式会社ブルーストレージ代表取締役。医師としてクリニックに勤務しながら、不動産投資家としても活動している。

    URL:https://bluestorage.co.jp/

    無料税金対策/資産形成セミナー情報

    勤務医ドットコムでは、医師の方向けに無料セミナーを全国各地で開催しています。
    効果的な節税の方法や相続、資産形成、副業など、収入の多い医師の方にとって有益な情報をお伝えしています。セミナーでは個別相談も実施していますので、あわせてご活用ください。
    先着順となっておりますのでお早目にお申込みください。

    無料税金対策セミナー一覧はこちら

    ピックアップ記事

    1. 【ワンルーム投資の視点でみる法律や条例】借地借家法編
    2. 【ワンルーム投資の視点でみる用語解説】新規賃料を求める鑑定評価手法編
    3. 利回りはどうなるの?家賃の下落による不安を解消
    4. 投資物件はどう選ぶ?10年運用シミュレーション 郊外の築古ワンルームマンション編…
    5. 融資は交渉できるの?融資交渉時の基本テクニック!

    関連記事

    1. コラム

      医師のワークライフバランスと充実したセカンドキャリアの選び方

      ワークライフバランスのために職場を変えることもキャリア形成の一つの方法…

    2. コラム

      医師におすすめの投資の方法とは

      ゼロ金利政策が続く今、医師の財産も貯蓄するばかりではもったいないと思い…

    3. コラム

      多忙な医師が実践すべき簡単健康術

      患者の健康のために、日々ハードワークを続ける医師。多くの人から感謝され…

    4. コラム

      時間がない勤務医はいかに資産形成をすべきか?

      多忙な医師が将来を見越して資産を形成しようと考えたとき、実際にどんな方…

    5. コラム

      北海道リレーインタビュー VOL.2篠原信雄先生(北海道大学大学院 腎泌尿器外科 教授)

      北海道で活躍されている医師の方にインタビューを行い、ご自身の取り組まれ…

    6. 支払総額はどうなるの? 金利の上昇による不安を解消

      コラム

      支払総額はどうなるの?金利の上昇による不安を解消

      不動産投資への興味を持ちつつも、不安があるせいでなかなか最初の一歩が踏…

    keyboard_arrow_up