ランサムウエアの感染対策は、リンクやメール添付ファイル、Webサイトの注意喚起、対策ソフトの導入など、日ごろから行っている感染対策と変わることはありません。

攻撃者に攻撃の糸口を与えないことで、脅威の発生確率を下げリスクを低下させます。

まずは、OSやソフトウェアのアップデートの励行。これは基本中の基本です。OSのバージョンを最新に保つこと。古いOSを使用している方は、最新OSへの更新を検討してください。

ソフトウエアやオペレーティングシステムに含まれている脆弱性を修正するセキュリティパッチを使用するのも一方法です。

メールの添付ファイルによるランサムウエア感染対策は、メールを受ける側の行動が重要で、ちょっとした注意行動を徹底すれば、ほとんどの場合、感染リスクを減らすことが可能です。

メールの添付ファイルに注意

「メール添付のファイルをむやみに開かない」を常に心に留めておいてください。

リンクや添付ファイルをクリックしたと同時にダウンロードが始まり、ランサムウエアに感染する可能性がありますので、アドレスを見て送信者の確認をまず行い、心当たりのない送信者のメールは開かずに破棄してください。

Webサイトのダウンロードも気をつけなければいけないポイントです。

信用できるサイトかを判断する上では、ブラウザのアドレスバーに表示されている英文表記が一つの参考になります。

サイトのURLが「http」ではなく、「https」で始まっていることや、安全なサイトである目安となる盾や鍵のマークが表示されていることを確認してからクリックをするようにしてください。

カスペルスキーセキュリティのような総合セキュリティ対策ソフトを使用するのも有効です。巧妙なサイバー犯罪の手口に対応した対策機能を備えたセキュリティ製品も入手できます。

対策機能を使用している場合、ファイルのダウンロードやストリーミング中に危険ファイルが検知されると、ファイルのダウンロードが自動的にブロックされます。

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万一、ランサムウエアに感染した場合は、ただちに使用しているコンピュータを社内ネットワークやインターネットから切断する必要があります。

感染したコンピュータをネットワークから遮断することで、他のコンピュータへの被害の拡散を防止することができます。

また、サイバー犯罪者の身代金要求には応じないことも重要です。

たとえお金を払ったとしてもデータ等を取り戻せる保証はありませんし、サイバー犯罪者は味をしめてまた次の攻撃を仕掛けてくるかもしれません。

次回はサイバー攻撃の理解と備え 【第4回】 をお届けします。

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