不規則でハードワークな医師という職業。結婚をしていたり、お子さんがいて育児もあればなおさらでしょう。独身だとしても働き盛りゆえ、自由な時間を捻出しづらいもの。
そこで、毎日必要な家事をおろそかにするのではなく、時短にしてみてはいかがでしょう?効率よく、しかも快適な時短家事術をまとめました。
まずは簡単にできることから始めてみましょう
仕事に家事に育児にと、毎日忙しく過ごすなかで家事を完ぺきにこなすことは簡単ではないでしょう。「今日から家事をしっかりやろう!」と意気込んでも、家事や育児に休みはありませんから、続けていけなければ意味がありません。
そこで、まずは毎日の時間の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
出勤までに使える時間、帰宅してから就寝するまでに使える時間、休日に家事に費やせる時間を確認してみてください。そして、その時間内に無理なくこなせる家事に優先順位をつけて割り振っていきましょう。
このとき大切なことは、「できる範囲で無理なくこなせる家事の量」を見極めることです。
家事や育児に休みはなく毎日のことですから、あくまで自分が続けられるかどうかを判断基準にしてください。「今週は頑張ったから、食事は外食にしよう!」など、たまには家事をさぼるくらいの意識で臨む方が、結果的に長続きするのではないでしょうか。
最新家電を使いこなす
先述のように家事に休みはなく、毎日続くものです。
ですから、どこかで手を抜くくらいの意識で臨まないと、いずれは無理が生じて過度なストレスを感じるようになったり、場合によっては体調を崩してしまうこともあるかもしれません。
時間がないなかでも家事をしっかりこなしたいのであれば、最新の家電を購入して時間を短縮するのも有効でしょう。
例えば、床掃除はロボット掃除機に任せてしまう、食事の後の洗い物は食洗器を活用する、洗濯物は乾燥機で乾かすといったことだけでもかなりの時間短縮になります。
・ロボット掃除機
ロボット掃除機は、ゴミを吸い取るタイプと床のふき掃除が可能なタイプを併用するのがおすすめです。1日20分の床掃除が短縮できれば、1週間で140分、1カ月ならおそよ5時間もの時短になります。2台購入するとそれなりの金額になりますが、長い目でみれば無駄な出費ではないでしょう。
・食洗器
食洗器も時短力に優れた家電です。食器を手洗いすると1回10~20分、さらに洗った食器を拭く手間もあります。朝食・夕食の2回で1日に40分かかっていると仮定すると、1週間で280分、1カ月ならなんとおよそ10時間です。
また、食事の後にはゆっくり寛ぎたいという人も多いでしょうから、リラックスする時間を生み出すという効果もあります。
・乾燥機
洗濯自体は洗濯機がやってくれても、洗濯物を干す・取り込むという作業は必ず発生します。小さなお子さんのいる家庭ならこまめな洗濯が必要で、その負担は増大します。
また、朝、洗濯をしてベランダに干し、夜に帰宅したら急な雨で濡れてしまっていたという経験がある人も多いでしょう。乾燥機があれば、こんな負担を大きく軽減することができます。
他にもチルド機能付き冷蔵庫があれば、食材が長持ちするので、買い物の回数を減らすことができますし、グリル、レンジ、スチーム、オーブンなどが搭載された多機能レンジで料理の時間を短縮することができます。
このような最新家電は便利な反面、高額なケースがほとんどです。全てを購入するのではなく、自分が特に負担に感じている家事を手助けしてくれるものを見極めて、必要なものだけを購入すると良いでしょう。
インターネットを徹底活用する
インターネットの活用も有効な時短方法です。
今ではネットショッピングも一般的になり、その日に注文したものがその日に届くサービスを提供しているショップも多数存在します。仕事の休憩時間にネットで夕飯の買い物を注文して、帰宅時間に合わせて配達してもらえば、大幅な時間短縮になります。
アウトソーシングするのもあり!
日本ではまだ馴染みがなく、他人が家に入ることに抵抗を感じる人も多いですが、海外では家事のアウトソーシングは一般的です。家電やインターネットを駆使しても、まだまだ時間が足りない場合には、アウトソーシングも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
家事のアウトソーシングには、主に次のようなものがあります。
・食材の宅配サービス
・掃除の外注(エアコンや換気扇などのクリーニング)
・定期契約での掃除代行サービス
・定期契約での家事代行サービス
・ベビーシッターや介護ヘルパー
・宅配クリーニング
こうしたアウトソーシングは毎月の固定出費になり、年間で考えると少なくない負担になります。しかし、仕事や家事に追われて夫婦の間がぎくしゃくする、気持ちに余裕がなくなってしまうくらいなら、必要経費と捉えてアウトソーシングを検討してみましょう。
単に時間の短縮だけでなく、忙しい毎日の暮らしに少しでもゆとりが生まれるなら、費用対効果としては、安いものではないでしょうか。