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    【現役医師の投資履歴】初期研修医〜後期研修医 ≪前編≫ | 勤務医ドットコム

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    【現役医師の投資履歴】初期研修医〜後期研修医 ≪前編≫

    tokyoh@dmin2017

    こんにちは、医師で不動産投資家の、大石です。

    今回は、僕の過去について少し話そうと思います。

    僕が医学部を卒業、医師国家試験に合格し、初期研修を終えてから、一体どのような方法で資産形成をしてきて、今に至るのか?

    気になる方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

    実際、時代の流れや「その時だからできた」みたいな内容もありますから、全く同じやり方を踏襲するのは難しいと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

    初期研修1年目、パーっと使いながらも、投資を開始

    僕は地方の三次救急のある、大きな総合病院で初期臨床研修を開始しました。

    1年目の給料としては、総支給のもろもろコミコミで年間500〜600万円くらいだったと思います。まあまあでしょうか。

    そんな初期研修1年目ですが…結論から申し上げますと、ほぼ蓄財しておりませんでした(笑)

    社会人になった、自分で経済的に自立した、念願の医者になった、色々と気分的に開放的になってしまったのもあって、まあお金はパーっと使いました。

    何に使ったのかは具体的に覚えていませんが、おそらく飲み会、旅行、教科書代、などなどに消えていったのだと思います。

    そんな初期臨床研修1年目ですが、1つだけ大きな第一歩を開始したのは、株式投資を始めた事です。

    この時は、正直あまりよくわかっていませんでしたから、「とにかく配当金が高い方が良い」と思い込んでいました(笑)

    実際、購入したのはなぜか一発目が外国株。アジアでは有名な大手の国際銀行株を、ドル建てで購入しました。利回りは税引前で6〜7%あり、逆に言えばそれくらいの水準にまで株価は下がっていました。

    これを買って、放置。これだけです。

    というのも、正直なところ手元にお金がほとんどなかったんので、繰り返して売買すると手数料負けしてしまうので、トレードできなかったんですね。

    あと、なぜかここで金の積み立て投資を始めました。意味はわかっていません。なんか口座からお金が減るのが馬鹿馬鹿しくなって、数ヶ月でやめてしまうという、愚行を犯しました(笑)

    初期研修2年目、本格的に株式投資に参入

    そんなこんなで、ダラダラと株式投資を始めたのが最初でした。そこから少し経過し、年収も700万円くらいにはアップしました。手取りも当然増えたので、今度は少し資金に余裕が出てきました。

    手元に毎月、お金が余っていきます。そうすると、今度は株式投資に本格参入します。

    具体的には、まずやったのが米国株のユニリーバを購入。当時確か、30ドルくらいだったかと思います。配当も4%くらいで、割安だと思いました。

    次に、ちょこっとバランスシートとか、PLとか、ROIとかEPSとか、当たり前の経営指標をかじってしまいました(笑)これにより、日本株に参入することになります。

    日本株では、これから老人が増える日本では、死人も増えて葬儀会社が儲かるだろうと思い、ひたすらPBRが安い、無借金に近いような葬儀会社を買い漁ります。漁るといっても、100万円とかですけどね。

    そうして謎のポートフォリオが完成。日本の葬儀会社、アジアの銀行、世界をまたにかける生活必需品のユニリーバ。意味不明ですね。

    外国株のことは途中まで忘れかけていて、こちらは後々で配当金も含めると+40%くらいのリターンを、3年くらいかけて生み出しました。大成功です。

    日本株に関しては、多少うまくいく時もあれば、そうでもない時もあり、10%くらい儲かったとしもあれば、10%くらい損を出した年もありました。

    後期研修1年目、投資は何もできず

    後期研修1年目は、とにもかくにも医師としての仕事が忙しすぎて、投資は何もできませんでした。

    具体的には、ポートフォリオを放置していました。

    結果、上記のような結果を得られたわけです。今思うと、やはりこの時期は医師としての仕事に熱中する、最もスポンジのように吸収していく時期なので、本業にフルコミットで正解だったかなと思います。

    年収は1400万円くらいに上がったので、結構経済的には潤っていました。

    後期研修2年目、不動産投資を考え始める

    後期研修2年目に入り、ある程度仕事を覚えて、落ち着いてきました。年収も1500万円くらいになって、手元の資金も増えました。

    株式投資の利益もあって、手元には1000万円以上、まとまったお金がありました。

    ここで、僕自身はあまり株式投資には向いていないということに気が付きました。考え出すと脳の思考が止まらず、あーでもないこーでもないと考え、意味のないトレードをしてしまうことが多かったのです。

    ここは、やはり外国株放置のような戦略か、不動産投資みたいに「簡単には動かせない」方が、良いのではないかと考え始めます。

    結果、まずブリティッシュアメリカンタバコのような、高配当のタバコ株を外国通貨建である程度購入、配当利回り4〜5%をキープしました。

    並行して、日本株のトレードをやめて、その時間で不動産の勉強を始めました。

    ハマり始めると一気にハマるタイプなので、1ヶ月で20冊、3ヶ月で50〜60冊くらいの本をバーっと読み漁りました。

    そして概ねの知識を網羅したと自覚したので、実際に物件を探し始めました。これが後期研修2年目の秋ぐらいでした。(後半に続く)

    現役医師連載シリーズ


    ▼著者
    大石龍之介
    株式会社ブルーストレージ代表取締役。医師としてクリニックに勤務しながら、不動産投資家としても活動している。

    URL:https://bluestorage.co.jp/

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