ハードワークが続くと、「ちょっと贅沢なディナーでも」という気分になりますね。そんな日には「やっぱり寿司だね!」という方も多いでしょう。マグロやサーモンなど赤身の魚にはDHAやEPA、ビタミンD・Bが、アジやサバなど青魚にはDHAやEPAのほか、カルシウムやタウリンが豊富です。つまり、ハードワークな医師の疲労回復にはうってつけというわけです。
今回は、旬の握りだけでなくおつまみや椀物、デザートまでがセットになった「おきまり」コースのある都内の隠れた名店をご紹介します。大切な人とのデートはもちろん、会食でのおもてなしにも覚えておくと便利ですよ。
※メニュー内容は日によって変更の場合があります。
目次
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【新宿】ミシュラン店出身の対象の技が光るイノベーティブ寿司『鮨 こう介』
新宿駅から徒歩数分、西新宿の繁華街の地下にある、まさに「隠れ家」。銀座・赤坂の三つ星レストランで修行し、数々のミシュラン店で腕を磨いた大将が生み出すのは「イノベーティブ」な寿司。看板握りの中トロの漬けは天然の本マグロの筋と血合いをピンセットで取り除き、50回もの包丁を入れるという手のかけ方で、口に入れればとろける味わいの絶品。のどぐろ炙り握りは丸一日かけて昆布締めにし、皮目はパリッと身はふっくらと焼き上げた逸品です。シュー生地にシャリ・まぐろ・甘えび・いくら・うにを重ねたミルフィーユ寿司は、サクサクの食感に複雑で濃厚な味わいが絡み合う新しさ。締めには女将の作るデザートがほっとさせてくれます。おまかせコース25,000円のみ。
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店名:鮨 こう介(すし こうすけ)
電話番号:050-5872-1195
住所:東京都新宿区西新宿1-15-8 第3セイコービル B1F
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13268697/
営業時間:ディナー 17:00〜23:00
定休日:月曜日・第1日曜日
【銀座】最高級品の芯のみを握った極上のまぐろ『一㐂』
地下鉄銀座駅からすぐのビル4階、和モダンな空間で供される本格江戸前寿司。寿司歴30年以上のキャリアのある板長が、長年の経験で培った目利きと豊富な知識で旬を見極めたネタの数々を提供します。数あるネタの中でもまぐろにはこだわりを持っており、信頼できる仲卸から仕入れた最高級品の芯だけを握った極上の握りが味わえます。夜のおまかせコース18,000円(サービス料10%別)は、つまみと握りが交互に提供されるスタイルで、どのネタにも細やかな職人仕事が光ります。ドリンクはノンアルコールシャンパンや信州プレミアム葡萄ジュースなども取りそろえられ、お酒の飲めない方への配慮も行き届いています。カウンターのほか、ゆっくり話せる個室も完備。
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店名:一㐂(いちき)
電話番号:050-5890-3942
住所:東京都中央区銀座5-4-15 西五ビル 4F
URL:https://ginza-sushiichiki.com/
営業時間:ランチ12:00~14:30 (13:30最終入店)/ディナー 17:00~21:00最終入店
定休日:なし
【恵比寿】4年連続ミシュラン星獲得店の若手職人が握る『鮨結う翼』
恵比寿駅から徒歩1分ほどのビル内にある、カウンター12席のみの店です。開店初年度から4年連続ミシュランの星を獲得している名店、六本木「鮨由う」で修練を積んだ、次世代を担う若手職人が握る江戸前寿司。確かな技術に裏付けられた絶品の数々を、カジュアルな雰囲気でいただけます。夜のおまかせコース13,200円は、料理だけでもかなりのボリュームでお値打ち価格。ところがその上にビール、焼酎、ウイスキー、希少銘柄の日本酒まで含めた豊富な種類のドリンク飲み放題も付くというコストパフォーマンスの高さ。そのため予約困難なほどの人気です。客層が比較的若いこともあり、不必要に緊張せずに寿司を堪能できるはず。
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店名:鮨結う 翼(すしゆう つばさ)
電話番号:050-5570-2762
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-4-17 GINZA K2 5F
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13260600/
営業時間:ランチ 12:00~14:00(土・日・祝日のみ)/ディナー 17:45~19:45、20:30~22:30(閉店)*2部制
定休日:火曜・水曜を中心に月8日
【三宿】カウンター5席のこじんまり感がちょうどいい。『十方 鮨』
渋谷から田園都市線で1駅の池尻大橋から徒歩10分ほど、いわゆる三宿エリアにある店。カウンター5席のみのこじんまりした店内、隠れ家感は満点です。完全予約制の夜のおまかせコースはつまみ4種、旬の握り8貫、玉子、巻物、味噌汁、デザートがついて税込11,000円とコストパフォーマンス抜群。王道のネタが美味しいのはもちろん、味付けにさまざまな工夫が施され、オリジナリティあふれるコースになっています。小さな店ゆえ、大将の鮮やかな手さばきを間近で見られるライブ感もご馳走のうち。大将と気軽に話ができる雰囲気で、デートも和やかムードに。
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店名:十方 鮨(じっぽう すし)
電話番号:050-5872-8731
住所:東京都世田谷区池尻3-28-6 1stアミューズビル 3F
URL:http://jippo-sushi.tokyo/
営業時間:ランチ 11:30〜/ディナー 1部18:00~、2部20:30~ (完全予約制) 電話予約受付時間11:00〜17:00
定休日:日曜日
【四谷三丁目】行きつけにしたい気軽さ。絶品の茶碗蒸しは必ずオーダーを『志げる』
四谷三丁目〜荒木町〜曙橋エリアは、大人が楽しめる通好みの店が多い一帯。その一角で人気なのが、カウンター7席の小さな寿司店です。メニューはおまかせコース6,500円と握りセット3,000円の2種類。おまかせコースはつまみ5品ほどの後に握り7貫が出てくるスタイルです。絶品と評判なのは蒸し寿司。シャリの上に載せて蒸したネタの脂が温かい酢飯に溶け込み、普通の握りとは違う新鮮な味覚です。料理に合わせたい日本酒は1合800円と、こちらも安心して飲めるリーズナブルさ。リピーターが多いのも納得です。気さくな大将と話しつつ、新鮮なネタをしみじみと味わいましょう。
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店名:志げる(しげる)
電話番号:03-3226-1588
住所:東京都新宿区舟町15
URL:https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13165153/
営業時間:ディナー 18:00〜23:00
定休日:不定休
(おまけ)寿司デートにまつわるエトセトラ
なお、寿司店で知っておきたいことをいくつか。
・香水をつけていくのはNG。
・カウンターにある「ゲタ」は握りが載せられる場所なので動かさないように。
・握りは箸で食べても手で食べても、どちらでもOK。かじったり箸で分けたりせず、ひと口で食べるのがマナー。出されたらなるべく早く食べましょう。
・握りはすでに味付けがしてあってそのまま食べられることが多いですが、醤油をつける場合はなるべくネタの方につけるとシャリが崩れません。
・「おあいそ(勘定)」「あがり(お茶)」は、店の人が使う言葉。通ぶってお客側が使うのはやめておきましょう。
そのほか、「店に断りなく写真を撮らない」など基本的なマナーは、もちろん寿司店に限ったことではありません。今宵は、美味しくヘルシーな日本の食文化・寿司を、ふたりで存分に楽しんではいかがでしょうか?