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    勤務医の健康事情(勤務時間と食事について) | 勤務医ドットコム

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    勤務医の健康事情(勤務時間と食事について)

    tokyoh@dmin2017

    勤務医として働いている医師の健康事情について『日本医師会』が1万人の勤務医を対象に行ったアンケートが公表されています。今回はそのアンケートと他資料をもとに、勤務時間や食事などの「勤務医の健康事情」について考察します。

    医療現場の現状

    日本医師会「勤務医の健康支援に関する検討委員会」は、平成28年6月に資料「勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査報告書」を公表しました。このアンケートは平成27年、日本医師会に所属する勤務医約8万人から無作為に抽出された1万人を対象に行ったものです。
    同調査は平成21年にも行われていて、前回と比べると、<健康でない・不健康>は、平成21年:21.5%、27年:20.1%と減少していて、<他の医師への健康相談あり>は21年:45.9%、27年:55.1%と増加しているため、勤務医の健康を取り巻く環境はやや「改善傾向」にあると考えられます。
    ただ、<自殺や死を毎週/毎日具体的に考える>は21年:5.7%、27年:3.6%と減少傾向にあるものの、いまだに3.6%存在するという重い現実があります。1万人の3.6%は360人なので、日本医師会会員の医師約8万人に単純換算すると、医師会のうち3千人弱がこのように考えてしまっているということです。
    この現実の背景には、「医師という職種のハードワーク」があります。日本医師会は「医師が元気に働くための7カ条」を設定していて、その中身は①睡眠時間を十分確保しよう、②週に1日は休日をとろう、③頑張りすぎないようにしよう、④「うつ」は他人事ではありません、⑤体調が悪ければためらわず受診しよう、⑥ストレスを健康的に発散しよう、⑦自分、そして家族やパートナーを大切にしよう、以上の7項目ですが、休日や睡眠時間をとりづらいことが皮肉なことにここによく現れています。

    医師の勤務時間について

    実際に、医師の労働環境を見ていきましょう。同資料の「勤務医の就労環境」を見ると、<最近1カ月間で休日なし>21年:8.7%、27年:5.8%、<自宅待機・オンコールが月8日以上>21年:20.1%、27年:17.9%、<平均睡眠時間5時間未満(当直日以外)>21年:8.6%、27年:9.1%、<当直回数が月4回以上>21年:26.4%、27年:22.5%、<当直日の平均睡眠時間4時間以下>21年:45.6%、27年:39.1%となっています。
    1か月で休日なしの医師が5.8%、平均睡眠時間5時間未満が9.1%と、ハードワークな医師の業務実態が数字で証明されています。また、自宅待機やオンコールが月8日以上も17.9%と高く、オンオフを分けてゆっくりと休めない状況も垣間見えます。
    また、日本医師会「医師の働き方検討委員会」が平成30年4月に発表した資料「医師の働き方検討委員会答申」には、「平成 24 年の総務省就業構造基本調査によると、職業別週労働時間 60 時間以上の雇用者割合は総数11.6 %のところ、医師は 38.1%と最も高い」という記載があります。
    その原因として、臨床医数がOECD加盟国の平均を下回っており、診療は医師の努力で支えられてきた点、高い倫理性が求められる職種のため仕事を優先すべきという考え方が期待されてきた点を挙げています。

    医師の食事事情について

    続いて、医師の食事事情を見てみましょう。27万人以上の医師が登録する医療従事者専用サイト「m3.com」が2017年に行った調査によると、「お昼休憩を毎日取れている医師」は68.7%、「全く取れていない医師」が7.9%という現実が明らかになりました。お昼休憩を取れない医師がこんなにもたくさんいるという状況は、改善する必要性を強く感じますね。
    また、「お昼休みの平均取得時間」は医師全体の38.0%が「30分未満」で、ここには「15分未満」と回答した医師も含まれています。多くの医師が1時間のランチタイムも取れずに、病院のため、患者のために働いていることがわかります。

    医師が運動をすることができない理由

    医師は休みもなかなか取れず、ランチタイムもゆっくり取れず、自宅にいてもオンコールで呼び出される可能性があるなど、本当にハードな環境で働いています。健康を考えた場合、「適度な運動」が体によいことは医師ならば当然わかっていることですが、そもそも「運動をする時間が取れない」のが現状です。
    でも、医師なのだから特別な健康法を知っていて、実践しているのでは?と考える人もいるかもしれませんが、残念ながらそれはありません。食べる、休む、運動する、日を浴びるなど、人間として当たり前の行動をすることが健康には欠かせないからです。
    唯一、特別な健康法があるとするのであれば、それはまわりに医師がたくさんいるので、自分の健康状態に関する不安を相談できることでしょう。冒頭の資料で、他の医師に相談する医師が21年と比べて27年のほうが増加していると書きましたが、これはとても良い傾向といえます。

    まとめ

    以前よりは改善されているとはいえ、相変わらずハードワークな医療現場ですが、現在は深刻な医師不足も相まって医師は昼食を摂る時間はおろか、まともに睡眠を取れない日もあるほど忙しいです。このような現状の対策として日本医師会が専門委員会を設立しています。医師も1人の人間であり、自分の健康を害する可能性もあります。健康な社会をつくるためには、病気を治してくれる医師の健康を考えることが不可欠です。

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