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【現役医師連載コラム】医師は病院のリーダー!優れたリーダーに必要な3つの絶対条件

医師は病院内において、あらゆるチームにおけるリーダーの役割を果たさねばなりません。医師免許があるがゆえ、決定権が医師にあるアクションが病院には多く、リーダーに医師がいないとあらゆる意思決定が遅れてしまうからです。

しかしながら、医師としてのスペシャリティ、専門性の高さと、組織におけるリーダーとしての力は必ずしも比例しません。

今回は、医師が病院のリーダーとして力を発揮するために、必要な条件についてです。

優れたリーダー医師に必要な3か条

1、心身ともに健康的

あらゆる仕事において言える事ですが、リーダーがリーダーとしての仕事をするにあたって、本人が健康である事は大前提です。

心身ともに健康でなければ、判断が鈍ったり、誤った判断を下してしまう原因となります。人間としての優秀さよりも、安定して健康的である事。これは最重要項目でありながら見落とされがちな要素です。

しかしながら、先天性の疾患を抱えていたり、慢性疾患を抱えている場合がすなわち不健康かというと、そうでもありません。健康状態によって仕事に支障が出るか、という軸で考えるべきです。1型糖尿病を抱えているも、精神的には安定しており血糖コントロールも良好な医師と、元来健康ではあるものの精神的に波があり、悪い時は正常な動作が全くできなくなる傾向にある医師では、前者の方がリーダーとしては安定して健康的と言えるでしょう。

2、進んで色々な事を学ぶ

優れたリーダーは、柔軟な思考と広い視野を持ち合わせています。柔軟な思考と広い視野を得るためにも、あらゆる方面での知識が必要で、そのためには自ら進んでいろいろな事を学ぶ事が必要です。

学んで取り入れる事に必要なのは、頭の良さではありません。コミュニケーション能力、フットワークの軽さ、プライドの無さ。この3つです。この3つを使って周囲に尋ね、周囲のプロフェッショナルに敬意を払い、下手から教えていただく。その際、邪魔になるような変なプライドは一切持ち合わせず、フランクにコミュニケーションを取る。

これによって、自ら1人で学ぶよりも、効率的に広い知識を吸収する事ができます。

学び続ける事によって得られた知識は、主に2つの方面でチームに利益をもたらします。

まず1つは、リーダーがあらゆる働く人の気持ちを理解できるようになる事。例えばママさんスタッフが勤務中に一生懸命スマートフォンでメッセージのやり取りをしている姿を見て、どう思うでしょうか?サボっていると思うのは短絡的です。もしかしたら保育園に預けている子供が発熱して、保育園からメッセンジャーアプリで連絡が来たのかもしれません。

こういった事態を想定するのにも、まずは

・今の若い人はメッセンジャーアプリで連絡を取りあう
・保育園に預けている子供はそれなりの確率で発熱する
・保育園に預けている子供が発熱した場合は親が迎えに行かなければいけない
・保育園は親にメッセンジャーアプリで連絡を取る事もある

という事実を知らなければ、想定さえできません。ただサボっているように見えてしまう事もあるでしょう。

ここで頭ごなしに「何サボってんの?」と問い詰めるのは、リーダーとしてはマイナスです。ただでさえママさんは職場に申し訳ない気持ちがあり、それでいて子供のことも心配で、イレギュラーなイベントにストレスを感じているはず。追い討ちをかけるようになってしまいます。

優れたリーダーは、変化する社会についても積極的に学び続け、働く人の気持ちや立場をより深く理解できます。そうする事で、人対人の真の信頼関係が芽生えていき、チームとしての発揮できる力が増していくのです。

もう1つは、シンプルに問題解決のツールとなり得ます。

新しい知識を、組織として権力のあるリーダーが持っていて、医師としての専門性も持っていれば、組み合わせる事によって新たな問題解決方法が発見される場合があります。

例えば

LINEアプリで予約ができる

という知識を持っていれば、病院の予約をLINEでできるような環境を整える事ができるかもしれません。

このように、新たな技術や知識は、現実の問題解決に直接的につながります。その礎となるのが、リーダーの頭の中にある知識です。知らなければ当然、上記のような発想は生まれません。

まず知る事が大切で、そのためには学び続ける事が大切なのです。

3、引き際をわきまえる

優れたリーダーは、次世代を育てます。

次世代を育てるために必要なのは、ある程度のリスクを職場全体、特にある程度のスキルと経験を要する人材が受け入れて、次世代に挑戦させる事です。

そのリスクを背負う覚悟と、それでも次世代を育てるという行動を取れる勇気。これが医療現場のリーダーには必要です。

これは医師だけに限りません。医師が看護師に教えても良いでしょう。逆に熟練の臨床検査技師とコラボをして、若手医師に教える機会を作るなど、自分以外の各部門のリーダーと他職種の次世代をつなげるのも、重要な次世代教育です。

優れたリーダーは、自分の限界を知っています。その限界に合わせて、引き際をわきまえている医師は、真に優れたリーダーだと言えるでしょう。

現役医師連載シリーズ


▼著者
大石龍之介
株式会社ブルーストレージ代表取締役。医師としてクリニックに勤務しながら、不動産投資家としても活動している。

URL:https://bluestorage.co.jp/

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