忙しいドクターにピッタリな「ほったらかし投資」とは | 勤務医ドットコム

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忙しいドクターにピッタリな「ほったらかし投資」とは

開業か勤務かに関わらず、ドクターは多忙です。診察中は患者さんに集中し、他のことは考えられないのが普通でしょう。しかし、ビジネスマンや自営業者と比較しても、資産はお持ちの方が多いのも事実です。

厚生労働省が発表した2019年の「賃金構造基本統計調査」によると、40歳医師の平均年収は、約1,169万円です。

もちろん、開業や勤務、診療科によって年収は大きく変わってくるでしょう。可能な限り資産運用した場合と全くせずに定期預金を置きっぱなしにした場合では、老後の資産が大きく変わってきます。

そこで、今回は多忙なドクターにピッタリな、「ほったらかし投資」の一手法である、「ロボアドバイザ―投資」について見ていきましょう。

■ロボアドとは

ロボアドは「ロボットアドバイザー」の略称で、フィンテック(FinTech=Financial+Technology)の一分野でもあります。資産運用をテクノロジーの力を使いながら、比較的ローコストで運用していく方法です。

ロボアドの最も特徴的なところは、お任せ運用が可能な点です。例えば、ロボアド最大手のウェルスナビや2番手のTHEOといったロボアドは、アメリカのETFという商品に投資をします。ETFは、「Exchange Traded Fund」の略で、直訳すると「取引所で取引されるファンド」です。すなわち株式と同様に、取引時間中はいつでも売買できるものです。

では個別株と、どう異なるのでしょうか。

個別株は、ご存じの通り、ファーストリテイリングやソフトバンクといった上場している企業ごとに株式が時々刻々と値付けされ、株式市場が開いている時間に売買できます。

一方ETFは、それらの個別株をある種類ごとに何十、何百といった銘柄を束ねたものを一銘柄として、それを個別株と同様に、市場が開いている時間に売買できる、いわゆる「パック商品」なのです。さらにETFは、株式だけでなく、国債・社債といった債券、REIT・金・石油・穀物といったコモディティを組み合わせたものも存在します。

ロボアドは、上記の主要3分野のETFをさらに組み合わせ、各個人の年齢、投資金額、投資経験からどのような組み合わせが最適なのかをテクノロジーの力を使って最適化して、投資家に提案するものです。


ロボアドバイザ―の老舗であるウェルスナビとテオの画面は似ています。ETFを株式・債券・現物資産に分け、その比率(ポートフォリオ)を決定します。ポートフォリオは、ロボアドに一任する方法と自分で選択する方法があります。仮に自分は積極的にリスクを取りに行くと選択した場合、株式100%のポートフォリオを組むこともできます。

さらに便利な機能は、リバランスが自動でできることです。リバランスとは、当初組んだポートフォリオの配分が数か月後には崩れるため、最初と同じ配分に修正することです。割合が崩れる理由は、株式・債券・現物資産はそれぞれ利回りが異なるためです。株式は2%上昇したが、債券は0.5%、現物資産は1%という事があり得ます。

ETFを個々に購入、運用することは可能ですが、手作業でリバランスするのは手間のかかる作業です。リバランスを自動的にしてくれるのが、ロボアドの優れた機能の一つです。

■自動積立機能が成功の秘訣

最近はどの金融商品、証券会社も自動積立機能があります。これは毎月一定額ずつ積み立てていくことで、時間のリスク分散を行っていることになります。

例えば、毎月10万円ずつ積み立てることで、相場が上がったときは買える口数が少なくなり、逆に上がったときは買える口数が大きくなります。相場が上がったときはブレーキをかけ、相場が下がったときはアクセルを踏むといったことになります。

これは、投資の基本である「ドルコスト平均法」と呼ばれる方法で、まさにほったらかし投資に最適な方法です。

このドルコスト平均法と比較する際に広く利用されるのが、定期的に一定額を投資する「定量投資」です。ドルコスト平均法は毎月一定額を投資する方法ですが、定量投資は毎月一定の量、例えば投資信託を毎月4口購入する方法です。しかし、定量投資は投資対象の価格変動に合わせて毎月の積立額が変動するため、忙しいドクターがこの手法を行うのは現実的ではありません。

必ずしもドルコスト平均法がすべての投資手法において万能かと問われれば、その限りではありません。例えば、ボックス相場で投資対象の金融商品が長期的に上昇しないような市場環境では、ドルコスト平均法と定量投資ではあまり差が出ないとも言われています。

時期のリスク分散といった投資効率から考えると、ドルコスト平均法は優れた投資手法といえるでしょう。

まとめ

投資が成功する秘訣は、「長期」「分散」「積立」だと言われています。本来忍耐強い日本人なら、この方法はフィットする手法ですが、人間の投資行動として、相場が下がるときに今まで投資してきた金融商品を手放してしまう傾向があります。

そういうときこそ、逆に買う、という事で長期的に見て投資金額を増やすことができます。

持っていることを忘れる、そんなロボアドバイザ―の投資は、忙しいドクターにピッタリな投資手法の一つかもしれません。

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