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【連載】医師と学ぶ資産形成|フリーランス医師 滝川先生 Part.3

医師の方と一緒に資産形成や税金対策を学んでいくスペシャルコンテンツ。
今回は、フリーランスの放射線科専門医としてご活躍の滝川先生にインタビュー。
第3回目は、税金の基本的な仕組みについてお話します。

基礎控除など税金の仕組みも変化している


千田 通常の会社員の方と勤務医の先生では、資産運用の目的が異なるのをご存知ですか?

滝川先生 そうなんですか!?何が違うんでしょう。

千田 会社員の方の資産運用は、「将来の保障作り」みたいなところだと思います。でもお医者さんの場合は年収が高いので、将来の保障作りに加えて、「税金対策」を一緒にやりたい方が多いんです。

滝川先生 ああ、なるほど。前回年金の今後の話を伺いましたけど、税金は今後どうなっていくんでしょうか。

千田 所得税などは変わっていくでしょうね。所得税は累進課税になってることはご存知かと思います。今だったら所得金額4000万円以上で、45%の税率がMAXです。この累進課税率は今と昔では違うんですよ。なので、例えば30年前の所得2000万円と今の2000万円では、払ってる税金が全然違うんです。

滝川先生 今と昔では同じ所得でも払っている税金の額が違うのですね。今後もさらに税率が上がってしまうこともあるってことですね。

千田 今は配偶者控除も年収が高いとなくなってしまいますし。基礎控除も段階的になくしていってます。

滝川先生 基礎控除というのは、どういうものですか?

千田 自分の年収から誰でも38万円の控除を受けられるというものです。ただ2020年以降は、年収によって受けられる控除額が変わって、高所得者ほど控除額が少なくなります。だからお医者さんは、ほとんど基礎控除がないと考えたほうがいいですね。

滝川先生 なるほど。そういう仕組みになっているんですね。

千田 税金を考える際は、課税所得がいくらになるのか、というのがポイントになります。課税所得とは年収から基礎控除をはじめとしたさまざまなものを引いたものです。なので、基礎控除が減ってしまうと課税所得が増えることになり、おのずと税金も増えてしまうのです。

所得税だけではなく、このような控除は今後どんどん減っていくといわれています。

滝川先生 それは勘弁してほしいですね…。

年収1200万円前後がいちばん損をする!?


滝川先生 友人のお医者さんが1200万円前後の人がいちばん損だって言ってたんですけど本当ですか?

千田 ある意味あってます。所得税の段階があって、所得金額が900万円以上か以下かで税率が10%変わるんですよ。年収が1200万円だと、控除などをいろいろ引くと900万円切るか切らないかになるんです。

滝川先生 900万円がひとつのラインになるわけですね。

千田 1200万円に近い年収だと控除額によっては危ないですね。10万円違うだけで税率が10%変わってきます。そこをうまく調整するために、ふるさと納税などで所得金額を少し減らそうとするんですね。ただ、その計算が複雑なんですよ。

滝川先生 細かい数字までは最後の最後しか分からないですよね。

千田 給与が上がると税金が上がるイメージは皆さんお持ちですが、どこまで稼ぐといくら税金が上がるのか頭に入れながら働いてらっしゃる方は多くないはずです。

滝川先生 そうですよね。税金のことも考えて賢く対策をしている先生もいるようですが、難しそうだなと思ってしまいます。

千田 税金は悩みの種ですよね。では、次回からは節税にもつながる資産運用の話をしたいと思います。

【連載】医師と学ぶ資産形成|フリーランス医師 滝川先生 Part.1 はこちら
【連載】医師と学ぶ資産形成|フリーランス医師 滝川先生 Part.2 はこちら
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  • 「(年収-控除額)×税率×65歳までの残りの勤続年数」の計算式で算出しています
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年収 税率(住民税10%を含む)
年収195万円以下 15%
年収195万円超~330万円以下 20%
年収330万円超~695万円以下 30%
年収695万円超~900万円以下 33%
年収900万円超~1,800万円以下 43%
年収1,800万円超~4,000万円以下 50%
年収4,000万円超 55%

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