開業医が抱えやすい「患者が来ない!」という悩みをどう解決する? | 勤務医ドットコム

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開業医が抱えやすい「患者が来ない!」という悩みをどう解決する?

開業医として成功するためには、患者さんが来ない問題への対処を早めに講じる必要があります。こうした状況としっかり向き合うドクターは、すでに医院が飽和状態の激戦区であっても、少しずつ軌道修正をおこないながら長きに亘り経営を続けていける傾向があります。

一方で、最も大事にすべき患者さんを軽視するクリニックでは、どんなに高立地に開業をしても、売上減や閉鎖のリスクと隣合わせの経営状態が続く可能性は非常に高いと捉えた方が良いでしょう。

そこで今回は、多くの開業医が抱える「患者が来ない」という問題について、考えられる原因とすぐに実践できる対処法をご紹介していきます。

クリニックの強み・弱みから診療コンセプトを考える

問題解消に向けて最初に実践していただきたいのは、医師自身の強みと弱みを分析した上で、クリニックの経営理念や診療コンセプトを再確認する作業です。例えば、以前働いていた総合病院とのパイプや地域ネットワークは、診療コンセプトとしてホームページ掲載できる立派な強みとなります。

一方で自己資金が少ない、小児の診療経験が少ないなどの弱みについては、無理に手を出さない分野と捉えることで、クリニックの診療コンセプトや方向性が自然と定まっていくのです。

ちなみに、勤務医時代に違和感を覚えていた3分診療から脱したいと考えていたある皮膚科医は、「丁寧に時間をかけて診察をする」をコンセプトに開業することで、同エリアで競合する他院との差別化に成功しています。

また、十分な自己資金により最新機器の導入ができた脳神経外科の中には、大病院に劣らない高度な検査をアピールすることで、脳ドックによる集患も可能となった好事例もあるようです。

アピールポイントの変更で外部要因への対応も可能

患者数減少が起こる背景には、外部要因もしくは内部要因と呼ばれる問題のいずれかにより、クリニック内に悪循環が生じている可能性が高いです。まず、拡張工事などによる道路事情の変化や、競合クリニックのオープンといった医院サイドで直接的な原因を取り除けない状況を、外的要因と呼びます。

こうした外部変化が生じたときには、ホームページなどに掲載されたアピールポイントを現状に合った内容に変更する必要があります。例えば、近隣にできたクリニックが若くフレッシュなスタッフと院長を強く打ち出す広告を出した場合、相手方とは真逆とも言える長年の診療経験や実績、信頼などのキーワードを使ったコンセプトにリニューアルするのがおすすめです。

また、周辺地域の人口構成が変わってしまったときには、早朝や夜間、お昼休みの診療時間を見直すことも、立派な外部要因への対処となるでしょう。

「おもてなしの心」をスタッフ間で総チェック

クリニック内で起きている内部要因には、サービス品質や機器の旧式化、医療技術などの問題が考えられます。その中で、開業当初たくさん来ていた患者さんが徐々に離れるクリニックには、医師やスタッフによるサービス品質低下の問題が生じているケースが非常に多いです。

こうした状況を解消するには、「おもてなしの心」に関するチェックをスタッフが相互におこなえる仕組みづくりをするのが理想となります。ちなみに開業医がクリニック経営を成功させるには、診療の質よりもおもてなしの心であるホスピタリティを重視することが必要不可欠といった意見もあります。

そのため開業から一定の年月が経ち、スタッフ間に患者さんに対する慣れが発生している場合は、「上から目線で話しかけてしまっていないか?」などの再確認や、サービス品質の客観的な分析なども実践してみてください。

医療技術や知識も疎かにしない

同じ病院で働く仲間との意見や情報交換ができない開業医の場合、なるべく積極的に学会や勉強会に出席し、最新の医療技術を学ぶ必要があります。誰もがインターネットより最新の治療法などを容易に調べられる今の時代は、どんな環境で働く医師であっても、正しい知識と安心感を患者さんに与えるために勉強を続けなければなりません。

しかし、医師と経営者という2つの顔を持つ開業医の場合、日々の業務が忙しく、勤務医時代と比べて学習時間がかなり下がりやすい傾向もあります。そのため、前述の強みと弱みの分析から自身のクリニックで今取り組むべきことを上手に絞り、限られた時間を有効活用する工夫も開業医には求められると言えそうです。

まとめ

クリニックに患者が来ない悩みは、開業医自身の考えた診療コンセプトに目を向けることで、柔軟な対策を講じやすくなります。また、どんな対処をしても患者離れが続く医院には、外部要因と内部要因が複合的に生じている可能性もあります。このケースに当てはまるときには、前述の事例をイメージしながら分析をしっかりおこない、医師・スタッフともに無理のないポイントから対策を講じてみてください。

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